仕入れ・企画販売担当者が語る、
土地から阿佐ヶ谷ハウスへと連なっていく想い。

株式会社コプラス 中野康史
株式会社コプラス 水谷俊哉

コーポラティブハウスを通じて自由設計の住まいづくりを提供してきた株式会社コプラス(以下、コプラス)と、既存の分譲マンションにおける画一的な提案型住宅から一歩踏み出したいと考えていた関電不動産開発株式会社(以下、関電)。その2社が縁あって手を取り合い、スタートした「自由設計×新築分譲マンション」というハイブリッドプロジェクトが「阿佐ヶ谷ハウス」です。
今回は、用地の取得から企画販売に携わる中野・水谷両氏の対談を通じて、阿佐ヶ谷という街や計画地の魅力、暮らしを見据えた土地選びのポリシー、そして「阿佐ヶ谷ハウス」というプロジェクトに込めた想いを紐解いていきます。

人生に誇れる土地を選び、土地への敬意をカタチにする。

中野:はじめに、今回の計画地との出会いからお話しましょう。弊社の設計部はホテルの設計などもやっていて、その取引先からのご紹介がキッカケでした。当初から「入札になるかもしれない」という話もあったけれど、現地を視察したり調査する中で「ハウスメーカーさんの応札はあるかもしれないけど、十分に勝機がある」と判断して、入札に参加したというのがスタートですね。

水谷:コプラスの土地選びには独自の基準があると思うのですが、その基準に照らし合わせて中野さんの評価はどうでしたか?

中野:こうした機会を通して、「阿佐ヶ谷ハウス」を検討していただく方に、我々コプラスがどのようにして土地を取得しているかを知っていただくのは大切かもしれませんね。まず、コプラスの土地選びの観点は、『永住性の高さ』と『誇れる場所であること』に尽きます。もう少し具体的にご説明すると、駅から徒歩5〜11、2分程度で、適度な利便性と閑静で穏やかな街並。元は200坪を超えるような邸宅が建っていて、ひと目で丁寧に住まれてきたことが感じられる。マンション用地というよりはむしろ邸宅地。私たちが求めるのは、そのような土地です。

水谷:今回の「阿佐ヶ谷ハウス」の計画地は、まさにその条件に合致しています。そして何より、駅を降りて現地まで街を歩いてみて「自分たちが住みたい!」と思えたことも大きな決め手でしたよね。

中野:それだけ魅力的な土地だったがゆえに、プロジェクトを計画していく上でも大きな想いがありました。元々あの場所にはすごく大きな二階建てのお屋敷が建っていたんですが、邸宅街としてすごく美しい風景だったんですよね。ですので、我々のマンションが建っても当時のあの雰囲気を残したいと思っていました。土地の雄大さをきちんと受け継いだ計画にすること、それが住み始めてからの愛着にもつながると思いますし、近くに住む方々への配慮・敬意でもあると考えていました。

水谷:少し専門的な話になりますが、この土地は最高で5階建てくらいまでの建物が建てられるんですよね。それでも敢えて3階建てにしたというのは、まさにこうした想いの結晶。お屋敷の雰囲気を残すように高さをグッと抑え、ロの字型の配棟とコンクリートの打ち放しによるデザイン性を追求したマンションを計画しました。近年では相続や土地活用の観点から、街並のシンボルとなるような邸宅がなくなり、細分化された狭小住宅が並ぶということが見受けられます。都内で大邸宅を購入できる人は限られていますが、集合住宅であるマンションであれば購入の可能性は広がる。そこで、長い時間をかけて育まれた、良好な環境を分断することなく、街並に溶け込むような低層型のマンションを建てることで、この地が持っていた個性をなるべくそのまま次の世代・時代へとつないできたいと思っています。

土地の個性と阿佐ヶ谷の個性を、計画へ、未来へとつなぐ。

中野:「雰囲気」と言ってしまうととても抽象的ですが、街を歩いて感じる雰囲気やインスピレーション、印象というものを私は大切にしていて、阿佐ヶ谷の街は計画地周辺だけでなく街全体がすごく魅力的に感じるんですよね。最初に駅を降りたときから、良い印象を持ちました。これは余談ですが、中央線というのは陸軍と関係が深く、沿線には陸軍の軍人さんが多く住んでいたと聞きます。その中でも、荻窪や阿佐ヶ谷は階級の高い人が住んでいたことから、現在につながる住宅地としての格のようなものが生まれたのかもしれませんね。

水谷:その住宅地としての魅力やゆとりを象徴するのが、中杉通りですね。

中野:あの通りは中央線沿線の中でも出色の美しさじゃないでしょうか。景観として美しいだけでなく、阿佐ヶ谷独自の個性でもあります。街としての品格を担う、とても大切な通りですね。それでいて、阿佐ヶ谷パールセンターのように賑わいのある商店街も身近にある。そういった静と動のバランスが高い次元で両立されている阿佐ヶ谷は、暮らし心地という観点からも非常に良い街だと思います。

水谷:それに、成田東という計画地の住所も大きなポイントですよね。阿佐ヶ谷アドレスは広く人気を集めていますが、一方で、成田東アドレスであれば、阿佐ヶ谷を生活圏にしながら同時に荻窪も生活圏になります。アクセス面でも、中央線に加えて丸ノ内線を始発で利用できることで、通勤の利便性もぐっと広がりますよね。こういったポイントを改めて見直すと、『永住性の高さ』と『誇れる場所』というコプラスのポリシーにしっかり合致しています。計画地にかつてあった緑豊かなお屋敷の様子と、それに伴う閑静な住環境。そして、それにつながるような中杉通りの美しい景観。それでいて、阿佐ヶ谷パールセンターをはじめ買い物利便も良く、公共施設も身近で、交通のアクセスも良い。

中野:そうですね。さらに、こういった魅力の数々が、変化しにくいというのも重要ではないでしょうか。開発途上にあるエリアや、駅至近で環境変化の多い場所は、「今」は家族にぴったりでも「将来」の家族にぴったりであるか、なかなか判断がつきませんから。コプラスではこういった変化の多い土地はなるべく避けていて、そうした基準にもしっかりと合致した立地条件だったと言えます。

水谷:また、コプラスでは計画地を視察する際、仕入れや企画販売の担当者と一緒に設計担当者も同行して現地を確認します。ただ面積や駅距離、金額といったスペックを確認するだけではなく、設計担当者と街の空気感や雰囲気、ストーリー性をしっかりと共有しながら計画を進めていく。これは、コプラスの大きな特徴かもしれませんね。

中野:計画地の視察に8人も連れてきていたのは、コプラスだけでしたね(笑)

水谷:こういった想いで取得し、計画してきたのが「阿佐ヶ谷ハウス」です。ぜひ、この立地の魅力を現地で体感していただき、その先に生まれた自由設計の住まいの魅力もインフォメーションサロンで知っていただきたいですね。

中野:ひとつひとつのプランだけでなく、マンションという大きなものも、ひとつの想いから生まれる。なかなか表には出にくいストーリーを知っていただくと、住み始めてからの暮らしへの愛着も深くなるのではないでしょうか。

売主:関電不動産開発株式会社
売主:株式会社コプラス

設計・監理:株式会社コプラス一級建築士事務所
基本設計:K.U.T都市建築研究室