「明化小学校」の校舎にまつわる歴史

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今回は「文京白山コーポラティブハウス」が位置する地域の指定校、
「明化小学校」の校舎の歴史にまつわる話を紹介していきます。

明化小学校は1874年(明治7年)に創立され、
今年度でなんと創立147年を迎える伝統校。

白山地域に住んでいる方の中には、
親子三代にわたって明化小学校に通ったという方も少なくないのだとか。
名前の由来が明治初期の「文明開化」にあると言われていることからも、
その歴史の長さがうかがえます。

そんな歴史ある明化小学校ですが、昨年度から改築工事が始まっており、
現在では仮設校舎を用いて授業を行っています。
改築にあたるコンセプトとして「復元的改築」が掲げられており、
従来校舎の意匠等を引き継ぐことで、
次世代の校舎へと歴史を継承していくことを重視しているとのこと。

出典:文京区立明化小学校等改築基本設計について(教育推進部学務課)

 

さて、現在改築が進んでいる鉄筋コンクリート造の校舎ですが、
その校舎の整備理由に関東大震災が関係していることはご存知でしょうか?

1923年に発生した関東大震災は、丁度お昼時であったことから、
調理時の火気が原因となって起きた大規模火災による被害が顕著でした。
当時の小学校は木造が多かったため、
都内の小学校全195校のうち無傷で残ったものは2校に過ぎず、
およそ3分の2が倒壊・焼失したと言われています。

出典:日本ドットコム

こうした背景から、小学校の耐震化・不燃化が求められ、
鉄筋コンクリート造の小学校が多く建てられるようになりました。
この一連の流れの中で建てられた小学校は「復興小学校」と呼ばれ、
その一つが明化小学校でした。

出典:明化小学校HP

近年でも災害被害の甚大化や首都直下型地震などが理由となって、
改めて災害に強いまちづくりが求められるようになっていますが、
この明化小学校はその先駆けでもあったのですね。

以上、明化小学校の校舎にまつわるお話でした。
少し堅苦しいお話だったかもしれませんね。

これから明化小学校に通われるお子さん、ご両親は、
そういった過去の校舎の歴史にも思いを馳せながら(?)、
新しい校舎で充実した学校生活を過ごせることを願っています。

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