お宅訪問Feelings Realized
デッドスペースのない回遊型の間取り
- 設計のこと
間取りに関しては、奥様がマンションで不便を感じていた部分などこれまでの経験を生かし、主にアイデアを出したそうです。デッドスペースを生まないよう廊下はつくらず、部屋と部屋をつなげて移動できるよう、扉は玄関と浴室以外、全て引き戸に。リビングから浴室、洗面室を抜けて寝室、ウォークインクローゼット、夫妻のワークスペースを通ってキッチンの前へ、という回遊型のレイアウトは確かに無駄がなく機能的です。
浴室のバスタブからも渓谷が見えるようレイアウト。
「風呂に入る回数が増えました。朝風呂も入っちゃいます(笑)」(ご主人様)
3階のフラット住戸ですが、屋上への階段を吹抜けにしたことでメゾネットのような立体空間ができ、マンションっぽくありません。自由設計のコーポラティブハウスは集合住宅でありながら、注文住宅の満足度も味わえる点が魅力的です。
「戸建て住宅はメンテナンスが大変ですしね。でも、ここは低層の集合住宅ですから、エレベーターがなく階段なので、一生住もうというよりは、今の自分たちが住みたい家。将来住み替えが必要になったら柔軟に考えようと思っています」(奥様)