お宅訪問Feelings Realized

自分たちらしいインテリアを楽しむ若い感性の住まい


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Tさん夫妻は20代。インテリア好きで賃貸のデザイナーズ住宅に住んでいましたが、家賃が高く「買った方がトクかも」と家探しをすることに。自由設計で原価がわかるコーポラティブハウスの方が納得感があると感じ、住むことを決めました。


荻窪駅徒歩6分で74㎡、
都心ながらくつろぎ感のある立地

留学先で出会ったTさん夫妻は26歳と27歳で結婚。ご主人様がインテリア好きで、横浜市のデザイナーズ賃貸住宅で新婚生活を始めました。
しかし、当時の勤め先に家賃補助の制度がない中、高い家賃を払い続けるなら、家を買った方がトクなのではないか……そう考えた夫妻は、幾つかコーポラティブハウスのサイトに登録をしたり、分譲マンションを見に行ったりしてみました。

「分譲マンションって高いですよね。その割にもの足りなさを感じました。以前住んでいた賃貸が個性的だったので。自分でやってみようかなと思い、前から知っていたコーポラティブハウスに選択肢を絞りました」(ご主人様)そんな中、この荻窪のコーポラティブハウスの情報に出合います。

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▲(左)トイレのドアはさわやかなミントグリーンでホワイト調のアクセントに。
 (右)玄関わきのすりガラスは、開放感と明るさを取り入れるとともに、人の気配が分かる。


家を買うなら都心ながら下町感のあるようなくつろげる場所に住みたいと考えていた夫妻。荻窪の町を歩いてみて気に入ったのと、同じ新築で他の住まいと比較した時、コプラスのコーポラティブハウスはリーズナブルだと感じたと言います。

「まず荻窪から歩いて6分、74㎡の新築でこの値段は安いと思いました。都心でリーズナブル、しかも中の設計やインテリアを自分好みにできる。中古のリノベーションも考えましたが、築10年程度だと値段があまり下がらない。それでフルリノベーションしたら、新築より高くなっちゃうと思ってやめました。逆に古すぎると耐震も怖いので。値段も含めてこの条件の家はまた出るかどうかわからない。当時、結婚式を挙げたばかりでお金はなかったのですが、これより落ちることはない(笑)から、ローンさえ組めれば何とかなるだろうと」(ご主人様)、購入を決めました。

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▲1階ダイニングキッチンからリビング方向を見る。

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▲キッチンはトーヨーキッチンのもの。内装はところどころコンクリート打放しの素材そのものを見せている。

 


手間はかけるがお金はかけない
それで如何におしゃれに見せるか

T邸に入ってまず目に入るのは、おしゃれでカラフルな家具やインテリアコーディネート。個性と若い感性が光ります。
「スイッチ1つとっても標準品は使っていない」(ご主人様)というだけあって、全てのアイテムが自分たちで選んでコーディネイトされたもの。置く家具を先に決めてから、間取りを決めたそうです。
以前から欲しかったリビングの棚など、こだわってお金をかけるところにはかけ、安くすませられるところは手間をかけたりおしゃれに見せる工夫を凝らし、安く仕上げました。

たとえば階段もコンクリート打ちっ放しのまま、テレビ台もコンクリートでつくってもらっています。
壁紙を時々貼り替えたりと、自分たちの手で気軽に模様替えを楽しんでいます。
ドライエリアのある地階は思ったより明るく、寝室から出られるテラスにはタイルを貼っています。

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▲以前から欲しくて思い切って買った。マールテル・ヴァン・セーヴェレンのリビングボード。

 

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▲地階寝室。正面ドライエリアのテラスにタイルを敷いて。地階でも優しい採光で心地よい。

 

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▲リビングのテレビ台と階段はコンクリートでつくってもらって安く仕上げた。

 


最初不安だったコミュニティが
今一番気に入っているポイント

現在はこのコーポラティブハウス暮らしを楽しむTさん夫妻ですが、参加する前はやはり不安があったと言います。
「有名な会社がつくっているわけじゃないから、構造上の問題があるんじゃないかと心配しましたが、たとえばモノ音など、全然問題ありませんでした。ウチの両親は最初『コーポラティブハウス……何だ、それ? 途中で逃げられちゃうんじゃないの?』(笑)と心配していましたが。しっかりつくってあると思います」(ご主人様)

お隣のグランドピアノの音は聞こえますが、弾く時間を決めてくれているので気にならないとか。また、上の階でたまにドタバタする音が聞こえても「あ、今日はお子さんのお友達が来てるんだな」と想像できて、全然イライラしない。それも、お互いを知っているからこそでしょう。

奥様は、最初はコーポラティブハウスのコミュニティというものに不安があったと言います。
「住み続けるわけですから、ヘンな人がいて気が合わなかったら嫌だなとか。でも参加してみたら、いい家、コミュニティをつくりたいという同じ思いの方々と支えて支えられてのとてもいい関係ができて。建つ前から交流があったので、だんだんと周りの方の家族構成や職業を知ったり。お子さん達の成長を皆で見守ってるような感じもいいですね。このコミュニティは予想外によかった。住む前に心配だったポイントが、今一番気に入っているポイントになりました」

ご主人様は、世代を超えた友人ができるのがとてもよいそうです。
「海外に住んでいた時は、年齢の違う友人が当たり前にできましたが、日本だとあまり機会がない。でもこのコーポラティブハウスでは僕たちが一番若くて、40代から60代までの方たちと集まったり、2カップルで食事をしたり。同じように海外経験のある年上の方や、もう定年退職した方ともカジュアルに交流できて、師匠が沢山いる感じ(笑)。会社の飲み会じゃないから、上から発言でもなく、カジュアルにいろいろ教えてもらえるのがいいですね。なかなか得ることのできない財産です」

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▲ドライエリアを見下ろす。

 


原価がわかるから
費用も納得感がある

費用については、自分で採用するモノを選べるから、コストを調整できる点がよかったそうです。
「コストをかけたいところ、減らしたいところを自分で決められるし、原価が全部わかるから、納得感があるんじゃないかな」(奥様)
「窓をもっと大きくすればよかったなとか、住んで思った部分は幾つかありますが、次の家のアイデアに活かせると、前向きに考えてます」(ご主人様)
「私は住めればいい、という性質(たち)ですから(笑)」と言う奥様にご主人様が 「打ち合わせに付いて来ても、寝てたよね(笑)」

また、20代の若さでローンを組んで買ったこともよかったとか。「買おうと思えば買えることがわかりました。むしろ、若いうちに買う方がいいのかなと思いました」(ご主人様)
フレッシュなお二人からは、この家づくりと今の暮らしを楽しむ好奇心とエネルギーが伝わってきました。

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▲こだわりの洗面台や手洗いスペースがとてもスタイリッシュ。

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▲地階の個室は、将来お子さんかご両親の部屋にする可能性も。

 


PLAN

エリア:杉並区上荻
専有面積:73.42㎡
家族構成:ご夫婦
入居:2012年9月

<コーディネイト>
株式会社コプラス/
株式会社タウンクリエイション
<全体設計/住戸設計>
株式会社K.U.T.都市建築研究室
<施工>
株式会社興建社

 

A101_塔筋邸

このお宅のコプラス コ―ディネイタ―

0021
大澤 慎一

0079
中西 悟

 



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