お宅訪問Feelings Realized

設計の小さな工夫が暮らしを美しく便利に

  • 設計のこと
  • コーポラでよかったこと

子供室は共用廊下側なので、目線や風通しが細かくコントロールできる様、4分割の窓を設けています。また、転倒が心配なので天井に突っ張るタイプの本棚を入れたかったため、模様替えも考慮して、天井に補強を入れています。こうした補強は後からだとなかなかやりにくいため、あらかじめこうした工事ができる点が、コーポラティブハウスのよさだとご主人様は言います。

hanegi_020

▲廊下側の子供室は、リビングを通って入るようにレイアウト。お子さんにも家づくりに参加して欲しかったため、ご長男自ら壁紙と窓を選んだ。


また、洗面室にも家族それぞれ専用の棚を設置。棚内にコンセントも設けてあるため、電動歯ブラシやシェーバーも充電しながら収納できます。
「こうした、家族に合わせた細かい設計の工夫が、実際生活する上での満足感や暮らしやすさに意外と大きく影響してくるんじゃないでしょうか。この家は過去の失敗から学んだ点を生かして、センチ単位、ミリ単位で考え尽くしていますから、極めて満足感が高いですね」(ご主人様)

5・4

▲洗面室の鏡の裏を、各自の専用棚に。これまでの経験から、使う時間が重なるため洗面ボウルは2つ設けた。化粧台の下は引き出せる脱衣入れに。


そして、設計で最優先したのはもちろん、羽根木の森の景色を最大限に取り入れること。リビングダイニングを全面窓にして、しかも結露や熱、騒音を防止するために、複層の耐熱強化ガラスを採用。
「この窓は家の魅力のポイントとなりましたが、値段もポイントでした(笑)」とご主人様が言う通り、搬入費の見積りも相当高額だったのだとか。そこでご主人様は、既に建てる前から知り合いになった同じフロアの住人、Nさんと相談。結果、Nさんと同じ日にサッシを搬入し、費用を軽減してもらえることになったのだそうです。こうしたことができるのも、コーポラティブハウスのメリットでしょう。

また、このリビングは、東側の一角を間仕切りして個室として使えるように、収納式の引戸が備えられています。遠方に住むご夫妻それぞれのご両親が泊りに来る際に重宝しているそうです。

38・37

▲リビングの東側のスペースは、来客が宿泊できるよう、間仕切りを備えてある。左手が主寝室。本棚の上は、裏側にある主寝室まで奥行きのある布団収納になっている。空間を立体で考え、余さず使う。

 



トップに戻る