お宅訪問Feelings Realized

好きな北欧のインテリアと回遊式の間取りがポイント

  • 設計のこと

Y様邸に入ってまず印象的に見えるのは、やはり大きなオープンキッチンです。
10社ほどのキッチンの会社を見て回って決めたという、このオーダーキッチンに対する思い入れを聞いてみました。
「いろいろ見て、業務用のキッチンを設計施工している、北沢産業という会社でオーダーしました。ステンレスの塊みたいな、存在感があって無骨な感じがよかったです。僕は料理が好きなので、キッチンに立って作りながら妻や友達と会話できるような、対面式のレイアウトにしました。収納も最初はクローズの棚だったんですが、好きなお酒を並べたりしたかったので、途中で設計変更してオープンにしてもらいました。厚いステンレスの天板は、パスタをつくったりするのにもいいですね」
とご主人様が言えば、奥様も
「子どもが生まれてからは特に、主人に料理をだいぶやってもらって助かっています。人をよんでホームパーティするのも好きなので、そんなシーンも念頭に設計してもらいました。私にとっても、キッチンにいながら子どもの姿が見えるので、オープンキッチンはよかったですね」

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▲料理などをしていてもお子さんの姿に目が届くオープンキッチン。

 

また、住戸全体は玄関からリビング、寝室と引戸でつなげた大きな一つの空間として、お子さんもぐるぐる回れるよう、回遊式の間取りにしています。

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▲リビングと寝室は引戸で仕切っているので、開ければ一つの大きな空間に。

 

今はこのかたちですが、お子さんが大きくなったときには子ども室として仕切れるように設計されています。

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▲手前のリビングから寝室を見る。寝室は2部屋に間仕切ることが可能。

 

また、中央に廊下を兼ねた大きな収納を設けてもらったおかげで、以前の家では外にあふれてしまっていたモノが全部収まっているそう。

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▲リビングから玄関への廊下と左手の寝室の間に、たっぷり入る収納が設けられている。

 

さらに、アウトドアの趣味もあるファミリーなので、キャンプ用品やトランク、またベビーカーも外から帰って来てそのまま入れられるよう、玄関収納を三和土につなげて大きくとっています。

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▲三和土(たたき)の床につなげて大きく取られた玄関収納は、シューズクロークを兼ね、アウトドア用品、ベビーカーも入れられて便利。

 

洗面室は、お子さんのどろんこ汚れもジャブジャブ洗えるよう、深くて大きい実験用のシンクを入れて。水洗金具は手が汚れていてもひじで水の出し止めができるよう、医療用のものを選んでいます。

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▲医療用水洗金具と実験用シンクで使いやすそうな洗面スペース。



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