お宅訪問Feelings Realized

ハンモックを吊ったリビングを広々と楽しむ住まい

2016.03.14


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家探しをする中、たまたま中古のコーポラティブハウスを内覧したU様ご夫妻。ハンモックやバイクなど、趣味のものを置ける空間に住みたいと思っていたため、自由設計という点にひかれて参加を決意。広いワンルーム感覚のリビングで座の暮らしを楽しんでいます。


コーポラティブハウスなら
趣味を生かした家ができそう

家を探し始めた当初は、ごく一般的な「新築か中古か」「戸建てかマンションか」というぐらいのチョイスしかないと思っていたご主人様。何軒かの住まいを見に行くなか、たまたま中古のコーポラティブハウスを内覧することになりました。

「その時初めて、コーポラティブハウスというものを知ったのですが、まずつくりが面白いと思いました。こんな自由な家ができるんだったらいいなぁ、というのが最初の感想でした。
家をつくるなら絶対ハンモックを付けたいとか、バイクを置きたい、お風呂に窓を付けたいなど結構希望があったので、コーポラティブハウスなら叶えられるのかなと」(ご主人様)

一方奥様は、学生時代の教授がたまたまコーポラティブハウスで家をつくっていて、当時見学会に行ったことがあったそうです。家を建てる予定もなかった頃のことですが、「いつか家を建てるならコーポラティブハウスもいいなぁ」と感じたのだとか。

そこでコプラスに新築物件を案内してもらい、法規上は地下1階ながら道路から直接お部屋に入ることができる、テラスのあるこの区画ならバイクも置けるし、住みやすそうだということで、参加を決めます。

 

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▲西側の開口部の外に広いテラスが広がるU様邸。趣味のバイクを置いたテラスにはオーニングも付けている。

 


床暖房や収納壁は省き、
床材など必要なものにコストをかけて

敷地に高低差があるため、法規上は地下1階になるU様邸ですが、大きく取られた西側の窓で午前中から十分な明るさを得られます。約68㎡の空間は、寝室と水回りを除いてほぼワンルームのようなリビングが主役。

キッチンと向かい合わせに床を40㎝上げた小上がりのような食事スペースを設け、冬の今はこたつを置いて寛ぎます。窓の近くのいわゆるリビング空間には長い座卓を置き、基本的に低く暮らすイメージです。

その大きなリビング空間のほぼ真ん中に据えられているのはハンモック。旅行やツーリングが趣味のご主人様が、「伊良部島で泊まったハンモックの宿で体験して以来、家をつくるなら絶対ハンモックを付けてやろうと(笑)」、設計段階から取り入れてもらったのだそうです。テラスにもハンモックが吊れるフックを取り付けてあります。

洗面室の空間をアールの壁で囲んだ工夫も、部屋の雰囲気を柔らかく、そして広く見せてくれて、ご夫妻ともとても気に入っているのだとか。

 

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▲リビングから小上がりの食事スペース、キッチンに向かって見る。右手のアールの壁の中が洗面・浴室。正面奥に寝室があり、左手が玄関へとつながっている。

 

洗面室にテラスへの出入り口があるため、アールの壁を四角く切り取った小さな窓からも、リビングに光がもたらされます。

 

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▲洗面室からもテラスへと出られる。左手に浴室がある。

 

標準仕様でつくったキッチンにはカレーをつくるのが好きという奥様が希望した調味料棚が7.5㎝の奥行ながらほとんど全てのスパイスが入る優れもの収納です。
床材は、床暖房を入れない代わりに温かみのあるものにしようと、桐の無垢板を選択。足ざわりが柔らかく驚くほど温かい、優しい床になりました。

 

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▲(左)カレー好きの奥様の要望で付けられたキッチンのスパイス棚は、とても便利とか。
(右)座っているとじんわりと温かくなるので、より快適なフロアライフが楽しめる。

 


この出来上がりと価値なら
相場と比較して割安感

本音を言えばもう一部屋欲しかった、というご主人様。
「ですが、当然ながら壁を一つ足すと~万円アップ、という感じでコストが上がっていってしまうので、間仕切り収納のようなものなら後から自分達で買うこともできるのでやめよう……という感じでコストを削っていったら、もう一部屋はなくなっちゃいました(笑)」

その代わり、後からなかなか変えられない床材のようなこだわりの部分にはコストをかけたそうです。
「費用対効果でいえば、世間一般的にはとても安くできたと思います。この辺りで買おうと思うと、例えばチラシに出ている家など意味がわからないほど高い(笑)。でもうちはこの出来上がりでこの価格なら、とてもいい買い物だったなと。もちろん大きな額には違いないけど、それだけの価値がある」とご主人様。

また、コストを省くために、多少荒い仕上がりでも構わない寝室の壁のペンキは材料をホームセンターで買い、自分達で塗ったそうです。かける部分にはコストをかけ、後から足せそうなところは省く。自分達の暮らしや要望を分析し、強弱をつけた予算配分が功を奏したようです。

 

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▲(左)リビングから寝室方向を見る。左手がキッチン。右手のアールの壁が空間を広く感じさせる。中の洗面室からの自然光が漏れる四角い小窓に、ブルーのガラスを置いて。
(右)寝室の扉は大きな引き戸にして省スペース化。

 

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▲(左)トイレの正面の壁を、落ち着きある色味の珪藻土塗りに。消臭効果も期待できる。
(右)ハンモックのフックを仕込んでおけるのもコーポラティブハウスならでは。

 

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▲天井のダウンライトは、よく見るとオリオン座に!?

 


上下や隣に知っている人が
住んでいる安心感

コーポラティブハウスでよかった点を伺うと、自由設計という他に、コミュニティが気に入っているとのお答えが返ってきました。

「隣や上の階にどんな人が住んでいるかわかっているというのがいいですね。

住む前から、コーポラティブハウスを選ぶ人達は面白いに違いないと思っていましたが、やはりこだわりがある人が多い。それが僕にはよかったですね。

ただ反面、共同出資という以上、ヘンな人がいれば密な分だけリスクもあります。
建つ前に友達にコーポラティブハウスで家をつくる、という話をすると、コミュニティで揉めたりするのでは?
というような、ネガティブな反応がかえってきたりしましたが、全くそんなことはありませんでした。今のところはよい風に回っていますね」(ご主人様)

 

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▲取材中、同じコーポラティブハウス内にお住まいのご家族が遊びに来られました。

 

また、アドバイスについては、コーポラティブハウスでも運営会社が何社かあるので、よく選んだ方がいい、とのこと。
「僕達の場合はコプラスさんで正解でした。思った以上に親身になってくれて、もう仕事としては終わっているのに、関わり続けてくれています。そういう対応は会社によって違うと思います」とご主人様。

さらには、打ち合わせが月2回程度と多かった点について、奥様は「疲れました(笑)。一人で決めていくなら早いですが、主人と相談しなければならないので。 でも、竣工検査で見に来た時、想像以上によかったので感動しました。たとえば壁を一面だけ違う色で塗ったトイレとか、すごく気に入っています。

住んで半年以上経ちますが、今でも毎日いろんなところを見たり家事をしたりしながら『ああここよかったなぁ』と満足感を味わっています(笑)」。

ご主人様も、
「今までの家に比べると、自分で考えた自分の家という感じがします。住み心地はやはり違いますね。」
趣味を生かした空間でリラックスされている様子が伝わってくる、U様邸訪問でした。

 

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▲担当コーディネイター・設計者と記念撮影。「この炬燵、気持ち良過ぎです!!」

 


このお宅のコ―ディネイタ―・全体設計者

大見 卓央
鈴田 健一
永久 正浩



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