お宅訪問Feelings Realized

相続を機にコーポラティブハウスに建て替えた住まい

2016.03.18


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ご主人様亡き後、息子さんらと相続した家の建て替えを検討していたSさん。初めは建売住宅を何軒かつくり、中の一軒に住もうと考え、ハウスメーカーに見積もりを頼みましたが、土地に高低差があり「せいぜい3、4軒しか建てられない」と言われます。そんな時にコプラスを紹介され、コーポラティブハウスを建てて自分も住むことを決めました。


消費税8%前のタイミングで
建て替えを検討

Sさんは結婚後、ご家族と45年余り若林のこの土地に建てた家に住んできました。しかし数年前にご主人様が亡くなって相続税が発生したこともあり、消費税が8%に上がる前に、古くなった大きな家を建て替えようかという話になりました。

当初は建売住宅を何軒かつくり、そのうちの1軒に住むつもりでハウスメーカーに見積もりを依頼。しかし土地に高低差があり、3、4軒しか建てられないと判断されてしまいます。
そんな中、不動産屋さんが紹介してくれたコプラスから、コーポラティブハウスなら17戸程が確保でき、その一角にSさんのおすまいも自由設計でつくれるという提案を受けます。

どの部屋も画一的な設計のマンションには住むつもりのなかったSさんですが、自由設計にできるのなら、とコプラスの話を聞いてみることにしました。
そしてコプラスがこれまで建てた、羽根木や等々力、弦巻などのコーポラティブハウスを見学し、この方法なら自分の希望が叶う住まいにできそうだと、建て替えを決めたのだそうです。

 

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▲(左)1階と地下1階のメゾネットがSさんのおすまい。地下1階のリビングダイニングキッチンは1階の寝室と吹抜けでつながる。南側の窓からの光が明るい。
(右)思い出の品が随所に美しく飾られている。

 


仏壇を家の真ん中に
南向きでレイアウトしたい

以前建っていた家はとても広く、ご長男家族と同居でしたが、ご長男家族は隣の敷地に建てたマンションに引っ越すこととなりました。

そこでコーポラティブハウス内のすまいはSさんのための空間と、毎週お孫さん達と食事もできるリビングダイニング、ご次男の荷物も置ける納戸などの機能を持たせ、95㎡を確保。隣のご長男宅と頻繁に行き来しやすいよう、1階と地下1階のメゾネット住戸を選びました。

地下1階にリビングダイニングとキッチン、納戸を、らせん階段と吹抜けでつなげた1階には寝室やバスルーム、着物を着るための和室をレイアウト。将来、もしもSさんに介護が必要になった場合も、1階だけで住めて、ヘルパーさんの介助も受けやすいよう設計されています。

 

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▲1階南側、玄関からすぐ入れる位置に寝室をレイアウト。将来万一介護が必要になっても、バスルームもあるこのフロアで一通りの生活ができる。

 

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▲1階、寝室と同じフロアにある和室。将来介護が必要になった際にはヘルパーさんのための空間にもできる。

 

「亡くなった主人が昔から、お仏壇は家の真ん中で、南向きがいいと言っていたんですね。マンションだとそんなわけにもいかないでしょうから、一戸建てとばかり思ってましたが、自由設計なら主人の言葉通りのかたちで、このお仏壇を守っていける。それがよかったですね」とSさん。

 

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▲地下1階のリビングの真ん中、南向きに据えられた仏壇。

 

お料理をつくるのも好きというSさんの希望で、キッチンは独立型に。スペースにもゆとりがあるので、お孫さんとよく一緒に料理をするのだそうです。キッチン北側のドライエリアへのドアも付け、夏も風通しがよく涼しいのだとか。エアコンは盛夏につけるだけで、快適だと言います。

また外観は、設計士さんに周辺の景観となじむよう、近隣の建物から浮かない設計を希望したそうです。そして庭に沢山あった植木類をできるだけ残してもらい、デザインし直して植えてもらいました。

「毎年梅干しや梅酒をつくるので、植木屋さんに梅の木を残してもらいました。椿やあじさいも。そうしたわがままも聞いてもらえて、結果的に一軒家にするよりよかったですね。以前の家はだだっ広くて、隙間風が入って部屋もお風呂も寒かったんですが、この家に建て替えたら光熱費が半分以下になりました」と、自由設計のすまいに満足されているSさんです。

 

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▲北側のキッチンは6畳分の広さでゆったりと料理や片付けができ、通風も確保されて夏も快適。


顔なじみになった住民同士
気さくに話せるのがいい

この土地にずっと住み続けているSさん。新しい住民の方たちとのコミュニティについてはどう思っているのでしょうか。

「住む人はまず顔見知りになるという仕組みはすごくいいですね。懇親会もして、顔なじみになって。私は長くここに住んでいますから、新しい方々にいろいろ聞かれるんですよ。たとえば『初詣はどこに行ったらいいですか』とかね。知らない人同士だったら聞きませんよね。気さくに話せるのがいいです。ここに来てからお子さんできた方が3組いてね。名前もわかっているから私にとってもすごく可愛いです」と、住民の方々と和やかなお付き合いを楽しんでいるご様子。

またSさんは、建物の共用エントランスに花を絶やさないようにしているのだとか。

 

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▲共用エントランスにはSさんによる花が飾られて。

 

「今までの家でもそうしてきましたから、同じようにね。でも、もしもこれが知らない方ばっかりのマンションだったら、やらないですよ。こうしてお知り合いになったご縁を大事にしたいですね。生まれて初めてマンションのような家に住むことになりましたが、コプラスのコーポラティブハウスに入れたのはラッキーだったと思っています」(Sさん)

 


まるで一軒家に住んでいるよう
「私のうち」という感じ

実際住んでみて感じたことなども聞いてみました。

「住んでいると一軒家に居るのと一緒の感覚ですね。訪ねて来る方も『前の家と雰囲気が似ているね』『あなたの家らしい』『新しい家なのに落ち着く』と言ってくれて、それが嬉しいですね。希望や目的をはっきりさせて、設計士さんと納得いくまで打ち合わせすれば、自分らしい満足のいく住まいになるのでは、と思います」(Sさん)

また、1階と地下のメゾネットということで心配した日当たりも、全く問題なかったとか。

「住むまでは日当たりが十分あるかどうか心配しましたが、とても明るいですね。あと感じるのは、すごく静かだということ。気密性が高いのでしょうかね。冬も床暖房を“中”以上に設定したことがないですが、とても暖かい。孫も隣からすぐなのでよく遊びに来ますし、長男も『ここの和室だとよく眠れる』と言って泊りに来たり(笑)。マンションというと普通はどの家も同じ設計で、自分が住むイメージが湧きませんでしたが、コーポラティブハウスは思った以上によかったです」とSさん。

インテリアも前からお使いだった家具などでコーディネートし、新しい暮らしを自分らしく楽しんでいる様子がうかがえました。

 

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▲思い出深い品やお気に入りの季節の小物が、随所に上品にコーディネートされている。

 

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▲担当コーディネイターと記念にパチリ。「見学会や今回の取材など、いつも快くご協力いただき本当に感謝です!!」

 


このお宅のコ―ディネイタ―・全体設計者

大見 卓央
鈴田 健一
永久 正浩



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