お宅訪問Feelings Realized

サロンにもなる住まい


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奥様は会社勤めの傍らおうちサロンをやりたい。バーを経営するご主人様とは生活時間帯がずれる。そんな個性的なスタイルの自分たちらしい暮らしができる家を探していたIさん夫妻。「自分たちでもオリジナルな家がつくれるんだ!」と気づかせてくれたコプラスとの出会いが全ての始まりでした。

 

わからないことだらけの
20代での家探し

 

Iさん夫妻が家を探し始めたのは28歳のとき。ご主人様が経営するバーが若林にあることから、近くで買いたいと見に行っていたそうです。

そんな中、たまたま入ったチラシでコーポラティブハウスを知ります。奥様がご主人様に相談するものの、反応は「皆で土地買って、なんてめんどくさいじゃん」……あえなく却下。

そんな中、頭金をどう工面するかについてもコプラスが一緒に考えてくれたと言います。
「コプラスさんは本当に親身になってくれて、初めて『私たちでも家が買えるんだ!』と思えました。申し込んでから家が出来上がるのが1年半、2年後という長さは普通だったらデメリットだと思いますが、その間に頭金を貯めたらどうですか、という提案もしてくれて、私たちにとってメリットに変わりました。価格もこの辺りの中古マンションと変わらなかったので、その比較も主人に知らせたところ、乗り気になったようです。」(奥様)

 

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▲食事をつくりながら会話ができるオープンキッチンで、仲のよいIさん夫妻。西向きの住戸だが、夜が遅いライフスタイルなので気にならないそう。

 


廊下と平行して設けた
長いウォークインクローゼット

 

ご夫妻の生活時間帯は微妙にずれています。夜中に帰って来て朝が遅いご主人様を起こさないよう、寝室は寝るだけのスペースとし、収納は独立して設けることに。

 

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▲収納など他の機能は設けず、ベッドだけのスペースをとった寝室。

 

玄関から靴のままでも入れる細長いウォークインクローゼットを廊下と平行してレイアウト。リビング兼サロンスペースとつなげて回遊できるような設計にしてもらいました。クローゼットの幅は人が通れるぎりぎりのサイズですが、同じようなプランのモデルルームを奥様が見に行って収納を測り、参考にしたそうです。

このコンパクトにしてモノを効率的に収納できるクローゼットのおかげか、55㎡という住戸ながらリビングダイニングが広々と感じます。

 

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▲玄関からリビング兼エステルーム、廊下へと回遊できる細長いウォークインクローゼット。

 

さらに、セラピストの経歴をもつ奥様が週に2、3回自宅でプライベートサロンを開けるよう、リビングをサロンスペースと兼用できるプランに。ダイニングと引戸で仕切り、プライベート空間になるよう工夫されています。

「希望する家のイメージを具体的にわかってもらうために、設計イメージブックをつくって設計士さんなどに見せました。私たちは初めての家づくりなので、わからないことだらけ。設計士さんやコーディネイターの方などにも相談しながら、自由設計に取り組みました。」

と奥様が言えばご主人様も、
「僕たちは家づくりの経験値が1分の1ですから、よくわからないですよね」。
「基本、なんでもいいから任せるよ」というご主人様に信頼され、奥様は熱心にリサーチ、ショールームを一人で回って希望に合うキッチンやステンドグラスなどを探したそうです。

 

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▲ダイニングに続くリビングは、手前の引戸を閉めればサロンスペースにできる。

 

「家をつくった人が途中経過を上げているブログとかを読んで勉強しました。たとえば私たちが入れようとしているキッチンを使っている人を検索して、メッセージを送って使い勝手を聞いたり、棚を作るのにいくらかかったという記事を読んだりしていました。

そうすることで、予算が大幅に上がらないように調整したので、他の住戸の皆さんが『予算が大幅にオーバーして削った』と言っていましたが、そういうこともありませんでした」(奥様)

 

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▲洗面・バスルームはサロンのお客様も使うため、自分たちのモノは隠せる収納に。

 


心配だったコミュニティは
ちょうどよい距離感

 

コーポラティブハウスならではのコミュニティについても聞いてみました。

「僕の場合は、近くでやっているバーに皆さんが個々に来てくださるようになったので、住民同士の関わりというのとはちょっと違うと思いますが、皆さんいい方でよかったです。自然にコミュニティができるようなら一番いいですよね」とご主人様。

奥様は「住む前にコーポラティブハウスで検索すると『仲がよくて親密』というのが出てきて、密過ぎたら……と心配でしたが、実際は全然平気です。お子さんがいるお宅が少ないからなのかな。でも住民同士、見かけたりした時に『あ、どこの人だ』とわかって互いに挨拶できるのはすごく安心です。私たちは総会もあまり行けなかったのですが、結果的に何も心配するようなことはなく、よかったです」とのこと。

 

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▲若林駅のすぐそばで、ご主人が経営されているバーにて。

 

コーポラティブハウスでよかった点については、何より自分で好きなようにプランニングし、キッチンなどの設備や仕上げ材も選べたことだそう。そのうえ、近隣で普通の新築マンションを買うより安かったので、予算が抑えられた点もよかったと言います。

「既成のマンションは寝室が広かったり、私たちの希望に合わないプランが多かったですね。ウォークインクローゼットも、おうちサロンにできたこともよかった。

 

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▲(左)サロンにいらっしゃるお客様にも好評という、すっきりとしたオープンキッチン。
(右)奥にたっぷりした収納があるとは思えない、飾り棚がポイントの廊下。

 


コーディネーターに
何でも相談するといい

 

これからコーポラティブハウスを検討する方にアドバイスももらいました。

「コーディネーターさんに何でも相談するといいと思います。お金のことから、設計士さんとのやりとりまで相談することで少しづつ不安が減っていきました。」(奥様)

また、同じように家をつくっている人のブログを活用して情報を得るのも役立つそう。

「私は常にメジャーを持ち歩いていました。出かけた先で気に入った高さの棚やスペースをみつけたら測れるので。」とアドバイスをくれました。

そして、コプラスで家づくりをやってみてわかったのは、自分たちでもオリジナルな家がつくれて、住めるのだということ。

「他の会社を回っていた時は、家は買えないと思わされました。
中古マンションを買ってリノベーションをしようとも思っていませんでしたし、設計士さんとつくる家なんて、超絶お金持ちの人がやることだと思っていました」と奥様が言えば、ご主人様は「コプラスさんが『こういうやり方だったらできる』という提案をしてくれて、やってみたら意外と手の届く範囲の、現実的な話でした。コプラスさんは、商売として買ってほしいという気持ちと親切心のバランスがちょうどよかったんじゃないでしょうか」。

いまだに二人で「いい家だねぇ」と言い合っているというご夫妻。大満足の住まい、暮らしができているようです。

 

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※ご主人が経営されているバー (お気軽にいらしてください!)

若林HOUSE

住所:世田谷区若林4-3-14
東急世田谷線「若林駅」を出てすぐ、徒歩1分

 


このお宅のコ―ディネイタ―・全体設計者

大見 卓央
鈴田 健一
永久 正浩

 

 

 



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