お宅訪問Feelings Realized

天井高約3mの開放的な地下リビングを叶えた住まい



 

建築好きというご主人が、いつか自由設計で叶えたいと長年温めていたプランをついにカタチにしたTさん邸。希望を叶えられる広いコーポラティブハウスを探していた中、約95㎡という都心とは思えない広さが決め手となり、コプラスのコーポラティブハウスに参加しました。ご主人による考え抜かれたプランが、家族のライフスタイルにぴったりの心地よさを生み出しています。

 

「自由設計×都心×広さ」
実現できる住まいを探して

 

もともと、住まいは自由設計ができる注文住宅かコーポラティブハウスで、と考えていたTさん。建築に興味があり、不動産関係に勤めるご友人に早くからコーポラティブハウスの話は聞いていたというだけあって、住まいへの希望は明確でした。

「子どもが生まれて家族で暮らしていると、徐々に自分たちの志向性とか将来設計がはっきりしてくるんですよね。そうしたライフスタイルに合った住まいに住みたいのであれば、間取りから希望を叶えられる自由設計しかないなと思っていました。」(ご主人)

でも理想の住まいを実現するには、ある程度広さが必要。同時に都心にも住みたい。そうなると注文住宅ではいい土地が見つからず、コーポラティブハウスもなかなか満足できる広さに出会えず、そうこうしているうちに気に入った分譲マンションを見つけて購入してしまったそうです。

「それでもあきらめきれずに都内のコーポラティブハウスはずっとチェックしていました。2人目も生まれて、やっぱりもっと広い住まいに引っ越したいと思っていましたから。ここは立地と広さを見て、ついに出た、と思いすぐに決めました。中目黒という立地を考えると、つくり方によっては割安感があるなと思ったのもポイントです。」(ご主人)

 

▲リビングは地下1階ながらも、高い天井と大きな開口部で開放感抜群。スケルトン階段と吹き抜けを採光面に設けたこともあり明るさも十分。

 


明るい地下リビングにするための
様々な工夫

 

Tさんが選ばれたのは、1階と地下1階から成るメゾネットタイプ。住まいづくりがスタートするやいなや、リビングを1階にするか地下にするかで夫婦の意見は対立してしまいます。

「僕はもともと地下がいいと思っていました。都市部に住んでいるとやはり外からの視線が気になって、どんなに日当たりや眺めが良くても結局ずっとカーテンを閉めることになってしまう。それが嫌で、地下なら視線も気にならなければカーテンもいらないなと思ったんです。」(ご主人)

一方、奥様の希望は断然1階でした。

「以前のマンションがとても日当たりが良くて気に入っていたので、明るいリビングは絶対に譲れない条件でした。どうしても地下は暗いというイメージがあって……」(奥様)

そこでご主人と設計者は、地下リビングでも明るくなるよう様々な工夫を考え、奥様にプレゼンテーション。1階にたっぷり陽が入る大きな窓を設け、階段を窓側に設置。さらに地下まで光が届くよう、階段はスケルトン&吹き抜けにしました。天井高を約3m確保したことも、空間をより広く明るく見せるのに一役買っており、地下とは思えない開放感にあふれています。

ご主人による説得が続く中、最終的に奥様の心を動かしたのは、すでにコーポラティブハウスに入居している方々の生の声だったそうです。

「コプラスさんが主催する交流会に参加した時に、実際に地下リビングをつくって住まわれている方々にお会いして、『暗くないですか?』って訊いてみたんです。すると皆さん『そんなことないですよ』とおっしゃっていて、ああ意外と大丈夫なのかも、って思えました。」(奥様)

こうして地下リビングに決定したTさん邸。実際に暮らしてみて、
「夏は圧倒的に涼しいし、冬も結構暖かくて快適です。」(ご主人)
「思った以上に充分明るいですね。」(奥様)
と、ご夫婦共に満足されているようです。

 

▲(左)南東に面した光いっぱいの窓際では植物もよく育つ。
(右)カーテンなしでも視線が気にならないだけでなく、子ども達が遊びまわっても階下への騒音を気にせず済むというのも地下リビングの魅力。

 


計画的な大容量の収納で
片付けやすい空間に

 

基本的に、ご主人がやりたいと思い描いていたプランやイメージを設計者に伝え、それを実現するための具体策を設計者が提案するという形で進んでいったTさん邸の住まいづくり。

「我が家はとにかく物が多いのですが、妻があまり片付けが得意ではなくて」と語るご主人が特にこだわったのは、各場所に収納をたっぷり取ること。

「以前の住まいでは、リビングなどに子どものものが散らかってゴチャゴチャしていたので、今回はとにかく余計なものを置かず、すっきり広く見せることがテーマでした。そのためには、整理整頓が苦手な妻でも片付けしやすい、大容量で隠せる収納がベストだと思いました。」(ご主人)

 

▲(左)大きな開口部のあるエントランスからのリビングへのアプローチ。右奥にはアイアンフレームが印象的な室内窓で仕切られた子ども達のプレイルームが。
(右)家族4人が並んで使えるほどのワイド幅が特徴的な土間スペースには、大容量のシュークロークを設け、クリーンな玄関をキープ。

 

玄関ホールは、子どもの遊具や自転車などを置くことを想定し、土間を横長に広げたユニークな形に。その横には、家族4人分の靴も余裕で収納できるシュークロークを設置しました。

キッチンの収納も扉付きの大容量にしたことで、広々としたカウンターテーブルは常にすっきり。カウンターは、モルタル調の仕上がりが叶う「モールテックス」という素材をご主人が気に入り、設計者に提案したもの。防水性能が高いため、Tさん邸では玄関や植物を置く壁際の床などにも取り入れています。

 

▲広い空間を生かしたワイドなカウンターテーブルの仕上げには、ご主人こだわりの「モールテックス」を採用。

 


家族の暮らしと物の量に合わせて
最適解をカタチにできる

 

念願の自由設計による住まいづくりを経験したTさんに、コーポラティブハウスでよかった点を尋ねてみました。

「あらかじめ家具の配置からどこに何を収納するかまで想定した上でプランを練れるので、細かいところまでイメージ通りにできるのは本当によかったですね。おかげで部屋が常に片付いていて、非常に快適です。こうした自由な住まいづくりを、都心で叶えられる点もコーポラティブハウスの大きなメリットではないでしょうか。コーポラティブハウスは売りにくいという話も聞きますけど、実際はいい立地と暮らしやすい間取りがあれば、資産性も充分期待できると思っています。」(ご主人)

 

▲(左)壁掛けのテレビやルーター収納用のボックスの配置なども事前に決めてあったため、美観を損ねるコード類もスッキリ。
(右)リビングの奥にはご主人たっての希望で設けられた書斎が。好きなものに囲まれて仕事に没頭できるおこもり空間。

 

奥様も、最初は不安だった地下のメゾネットでの暮らしに、とても満足しているそう。
「地下だと子どもたちがどんなに騒いでも気にしなくていいし、彼らものびのび過ごせているようでホッとしています。それと片付けがしやすいので、お客様も気軽に招けるのはいいですね。」(奥様)

実際、ご親戚やご友人がよく遊びに来るほか、隣人の方々とも頻繁に交流しているといいます。
「同じ年代のお子さんがいるファミリーとは家族ぐるみの付き合いというか、週1くらいでお互いの家に遊びに行ったりしてますね。子どもたちも学校で同じクラスだったりして、すごく仲良しなんです。」(奥様)

キャンプなど様々な趣味をお持ちのTさんご家族、「これからまだまだ物が増えそう」とご主人。それを見据えて計算し尽くされた住まいで、ずっと快適に暮らしていかれることでしょう。

 

▲(左)ご友人のアーティストに描いてもらったというアートをリビングのポイントに。
(右)天井から吊り下げられた子ども用室内アスレチックで遊ぶ子ども達。男の子二人でものびのび!

 

 

 



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