お宅訪問Feelings Realized

心地良い”普通”がある住まい


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▲シンプルな家具ですっきりとまとまった印象のリビング

ご夫婦と愛犬ココアちゃんの暮らすTさんのお宅は、港区三田。「三田伊皿子坂ハウス」の名前の由来となった伊皿子坂や魚藍坂に続く、高台の閑静な住宅街の一角にあります。


住まいづくりのきっかけは?

「元々、そんなに真剣に住まい探しをしていた訳ではありませんでした。
特に具体的な行動を起こしていなかったんです。いつかは、分譲マンションを買うのかなくらいの感覚でした。
そんな時、自宅のポストに入っていたコプラスのチラシを見たのがきっかけ。
計画地を知り、現地を見て、本格的に検討をスタートしました。」

コーポラティブハウスについてご存じなかったということですが、不安や心配はありませんでしたか?

「正直、不安な部分はありました。予備知識ゼロでしたから。
そのゼロの状態から本当に自分たちに出来るのかな?と。 詳しい説明を聞きに行く前に、
インターネットで情報を集めて、コーポラティブハウスのことをぼんやりとイメージをしながら、
説明を聞きにいったことを覚えています。実際にコプラスで話を聞いた時は、
コーポラティブハウスの印象がとても良く、自由設計は楽しそうだなぁと思いました。
その後は、すぐに参加を決めました。確か、翌週には、申込をしてたんじゃないかな。」

 

 

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▲やわらかい木目に落ち着いたグリーンが映えるLDK

 

 


自由設計が楽しそうと思われたのは、
やはり間取りのこだわりからですか?

「こだわりと言うほどでもないですが、ポストに投函される分譲マンションチラシをいくつも見て、
2人で間取りについて、ああでもない、こうでもないと色々と話はしていました。
無駄なスペースが多いとか、WICでない方がいいとか、廊下が長いとか。
結局、自分たちがいいなと思える間取りがなくて、足を運んで見てみたいとは思えませんでした。」

そういう感覚をお持ちのお2人であれば、設計の打合せは、楽しかったでしょうね?

「楽しかったですよ。とにかく!!ショームを見に行ったり、設計者を自宅に招いて、部屋の雰囲気などを把握してもらったりもしました。その中で、設計者に自分たちでも意識したことのない“好み”を見つけてもらい、イメージやテイストの提案をもらい、その提案を、かなりの面で取り入れました。 何の知識もない僕らにとっては、ぐいぐい引っ張ってくれる設計者との相性は良かったのかもしれません。 ちゃんと分かってもらっているなという安心感がありました。分からないところは自分でも調べながら、打合せを重ねました。」

 

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▲愛犬ココアちゃんのキッチンに入るのを防ぐグレーチング。散歩の時にいつも嫌がる様子から採用したそうです

 


自分好みで“普通”の住まい

そんな楽しい時間を積み重ねて、創り上げたご自身の住まいについて、意外にもTさんは、こんな風に感じられているようです。

「僕らの住まいは、普通です。取材に来て下さると聞いて、うちでいいのかな?って。 他のお宅を見ると、こだわりのキッチンがあったり、稲妻階段があったりして。」

Tさまのおっしゃる“普通”。 確かに、一見、どこかにありそうな間取りや仕様かもしれません。
ですが、その方それぞれの考える、自分軸での“普通”は、分譲マンションの中には見つけづらい。大衆うけする平均値でつくられた建物と、顔の見える住まい手の特に、住まわれる方の満足感に大きな差があるように感じます。

きっと、コーポラティブハウスで自由設計をされた皆さんも、自分の住まいが誰かと比べて特別という感覚ではなく、自分の好みの住まい、居心地の良い暮らしを考えたらこうなったという想いではないでしょうか。
それが、それぞれ自分の中での“普通”、ということかもしれません。

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▲玄関を入った正面には、ミシンとPCが置かれた開放的なワークスペース


マイナスに感じたことや不満に思われたことはありましたか?

「不満といえば、見積もり出しが遅かったことでしょうか。コーポラティブハウスだから、それぞれの住戸の間取りや仕様が違っていて、ひとつひとつの見積もりを作成するには時間がかかることは、よく分かりますが。

あとは、原設計(標準プラン)と自由設計の金額の差。元々、実現したいことを全て盛り込んで、そこから取捨選択をしようというスタイルで進めていたこともありましたが、自分たちの要望を全て入れた見た時には、こんな金額になるんだと、びっくりしました。もちろん、金額が上がるというアドバイスはもらってはいましたが。
それともう一つ・・・総会の時間が結構長かったように思います。」

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▲フローリングはホワイトオーク。以前のお宅ではフローリングの床で寝ることはなかったココアちゃんが、今はくつろいでお昼寝もするそう

 


自分たちの住まいをつくる

担当コ―ディネイターいわく、 「このプロジェクトの総会は確かに長かったですね。
他のプロジェクトに比べて、質問がたくさん出たので、1回1回の総会の時間は長めでした。」

Tさんは、こう話します。

「確かにそうなのかもしれません。先日、管理組合の理事会がありましたが、それも3時間くらいかかったんじゃないかな。管理会社さんへの質問や要望が色々あって。理事以外の方とも共有出来るように、
近々、臨時総会も開く予定です。そういう意味では、しっかりと管理組合が機能しているということだと思います。

そういえば、建築途中の総会時、共用部についてまで、話し合いがありましたよね。
例えば宅配ボックスは、組合員の要望で仕様を変更しましたが、その甲斐あってとても使いやすいものになったと思います。共用部分についても自分たちの意見が反映されるのは、嬉しいです。」
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▲入居者目線でつくられた共用部。セキュリティの内側から取り出し可能な宅配ボックスはとても便利!外観は個性的なフォルム

 


住人同士の丁度よい距離感が魅力

「僕らは、どちらかというと他の人と積極的にコミュニケーションをとっていくタイプではないんです。
それだけに、入居前から知り合いになっているのはいいことだと思います。 僕たちの性格からすると、本来だと周りに誰が住んでいるかなんて、さっぱり分からない状況だと思います。 他の人とのコミュニケーションが嫌なわけでも、すごく好きなわけでもない。だからこそ、この距離感は貴重で、そのきっかけをもらったのは、良かったです。」

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▲広い玄関の横にはもっと広い洗面室!

 


これからコーポラティブハウスをお考えの方にメッセージはありますか?

「自由設計だからといって身構えず、建築の知識がない人でも参加できるのがコーポラティブハウスということでしょうか。それと、価格面でのメリットという意味では、好きなこところにお金を掛けられるので、例え相場と同程度の価格であったとしても納得できると思います。

ペットを飼われている方にも、おススメです!うちの犬はこういう性格だからとか、ペットとこんな暮らしがしたいとか、そんな要望にも応えられると思いますから。うちは、もし仮にもう一度住まいを考えることがあったとしても、コーポラティブハウスを選ぶでしょう。」

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▲ゆるやかにつながり明るく広がりのあるLDK

 



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