お宅訪問Feelings Realized
とことん追求! 細かいところまで希望を反映
- 設計のこと
- コーポラでよかったこと
隅々まで考え抜かれたMさんのお宅は、シンプルで無駄がなく美しい住まいです。
打合せは、どのように進められたのでしょうか。
「設計前に提出するアンケートの他に、自分たちで要望書を書いたんです。
生活パターン、要望の背景、色合いやトーンなど、希望を出すだけ出してみたら、自ずと私たちの住まいが見えてくるだろうと考えました。途中で、考えがブレそうになると、この要望書を見て当初の想いに立ち返ることが出来ました。」
要望書を受け取った設計者からは、“こんなに全部は叶えられません。私の仕事は、施主の夢を一つずつ打ち壊すことです!”と言われたそうです。
「施主は、欲張ってあれもこれもと要望を出してしまいがちです。施主の夢を、予算や条件を踏まえて実現可能な形として、日常生活で使い勝手のいい住まいにするのが設計者なんですよね。
結果的には、希望はほとんど叶えられていました。だからこそ、要望は具体的に伝えておいたほうがいいと感じました。どこにお金を掛けたいのか、どんな暮らしを実現したいのか。限られた設計期間の中で、こだわりたいところと設計者に任せるところを明確にしたほうが良いと思いました。」
他にも、ご夫婦共通ですっきり暮らしたいというご要望から収納計画はとことん考え抜かれたそうです。
「収納にはこだわりました。例えば、キッチンカウンターの収納の奥行を1cm単位で調整したり、持っているタオルの幅に合わせてタオルバーの長さを決めたり。細かいことを積み重ねて自分たちにとって使い勝手が良い住まいになりました。」
ご主人様は続けます。
「最上階の独立住戸で、中住戸に比べて暑さ寒さが厳しい環境だと思いましたので、標準仕様よりも窓ガラスの層を厚くしたり断熱材を追加したりして性能を向上させました。マンションの性能まで変更できるのは、コーポラティブハウスならではだと思います。」