お宅訪問Feelings Realized
妖怪が住む闇だまり
- 設計のこと
自由にできることの楽しさを感じる一方で、イメージがつかないところや、選択に悩むところもあったそうです。
そんな時、的確な提案をくれたのが設計者。
「部屋の明るさのイメージがつかめず、窓の数や大きさ、照明計画で悩みました。
そんな時、設計者から印象に残るアドバイスをいただきました。 “家には妖怪が住む場所を残しましょう”と。
陽がおちるにつれ、家の中も薄暗くなる。照明で明るくし過ぎず、暗さも受け入れるべきだとおっしゃっていました。電灯の光がだんだんと遠く届かなくなった闇だまりのこところに妖怪が住むそうです。
冬でも日が暮れるまで照明を付けなくても十分明るいですし、夜になると落ち着いた時間を過ごせる空間になり、アドバイスの意味がよく分かりました。」