お宅訪問Feelings Realized

心地良さの増す住まい


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▲壁掛けテレビや音響の配線を隠し、インテリアの美しさを壊さない工夫がされている

落ち着きのある美しいタイルの床が印象的なFさん宅。たっぷりと陽が差し込む明るいリビングは、白を基調にしたインテリアにアンティークの家具や小物がアクセントを加えています。


「Timeless Comfort」
 という価値観

「もともと“Timeless Comfort(タイムレスコンフォート)”という住まいの価値観に共感を持っていました。新築時の最もキレイな状態からだんだんと劣化していく住まいではなく、過ごす年月や変化するライフスタイルと共に徐々に心地良さが増していく、そんな住まいで暮らしてみたいという想いがありました。

あるホテルのインテリアが大好きだったので、それをイメージして白・ゴールド・ベージュのカラ―スキームをベースに、好きなアートや小物に囲まれて過ごせたらいいなとか、愛用しているチェストの色を塗り替えてアクセントにしてみようかとか、いくつかのアイデアもありました。」
と奥様。

ご主人様は、
「コプラスで最初にお話をお伺いした時、自由設計のコーポラティブハウスでなら、その価値観を実現出来る!と直感したのが始まりだったと思います。気が付いたら、妻は最初の説明会で頂いた設計図面をベッドの横に置いて、寝る直前まで妄想を繰り返してましたよ。」
と当時を振り返ります。

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▲左:白とゴールドでテイストを合わせた扉と家具/右:チェストの深い茶はアクセント

 


決め手は見学会で訪れたコーポラ

「元々、この近くに住んでおり、このエリアの雰囲気がとても気に入っていたので、新居もこの辺りでと考えていました。そんな時、このコーポラティブハウスのことを知りました。
正直、参加を決めるまでには色々、不安や迷いはありましたよ。例えば、建設組合を結成して自分が組合員になって進めていく仕組みのことや、モデルルームがないので具体的な部屋のイメージも想像がつきませんでした。

そんな気持ちを払拭してくれたのは、実際にコーポラティブハウス方式で造ったお宅を見せていただいた時でした。お住まいの方と設計者との間に信頼関係があるのを感じましたし、完成までの苦労話などを聞かせていただき、ご自分の住まいに対する熱意が伝わってきたんです。」

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▲ダイニングはもうすぐ生まれるお子さんのお部屋に変更できる

 


自分で壁をペイント!

デザインと遊び心の側面から、各部屋ごとに一面だけ壁紙を変えて、個性を持たせる工夫をしたそうです。
ダイニングと寝室は、前述のホテルのデザインをイメージしクラシックで落ち着きのある印象な壁紙を選び、子供部屋と玄関は“ポーターズペイント”という自然素材を原料にした塗料を引渡後にご自身で塗られたそうです。
「子供部屋は、海をイメージしたブルーを選びました。世界地図や船の舵をモチーフにした時計などの小物を揃えて、冒険心や遊び心を育むようなインテリアでまとめました。」と奥様。

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▲(左)鮮やかなブルーが印象的なお子さんのお部屋(右)梁下に設置したライトが絵を照らすよう設計した玄関ホール

同じブルーの塗料を使って、テラスにご家族の名前を書かれたそうで、これから生まれる赤ちゃんの名前も書き足すのが今から楽しみなのだとか。

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▲もうすぐお兄ちゃん!テラスのペイントにも家族の名前が1人増える

 


室内とテラスの一体感を生むタイル

Fさんのお宅は一階。床をタイル貼りにできるのは一階ならではの特権です!
下の階への音が響きやすくなる問題から、コプラスの提案するコーポラティブハウスでは、床タイルは一階の住戸に限定している場合がほとんどです。

さらに、一階の特権はもう一つ!専用使用のテラスが付くこと。
Fさんは、この二つを活かして、テラスにもタイルを貼り、室内と外の一体感を持たせることで空間に広がりを生み出しています。

「子供が下の階に気を使わず、さらにテラスでも元気に遊べることから一階を選択しました。子供が自転車に乗れるほど広いテラスはとても貴重ですし、夏にはプールを置いて、他のお宅の子供たちも呼んで一緒に遊ぶ、なんてこともありました!」と、お庭のある暮らしを楽しんでいらっしゃいます。

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▲全開放に出来るサッシを採用し、窓を開ければテラスと一体化して開放的な空間に

 

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▲自転車もスイスイこげる広いテラス


一から自分たちで造り上げた“重み”が納得感を生む

 

「入居から一年経った今、改めてここを選んで本当によかったと実感しています。限られた時間の中で設計の判断をしたり、オプションの精査や見積り金額の妥当性の確認など、大変なことは多かったです。

それに、僕たちはインテリアへのこだわりが強かったので、空間全体のコーディネイトや細かいデザインでかなり悩みました。設計された空間に内装、カーテン、家具などのインテリアが組み合わさった部屋をイメージすることは素人には難しい。幸いにしてアンティーク家具屋さんにアドバイスをしてもらえたのでずいぶん助かりました。

悩んだり、苦労した分、達成感や納得感があります。一から自分たちで造り上げた“重み”のようなものかな。時間や手間がかかることに煩わしさを感じる方もいらっしゃるでしょうから、住まいを考える人皆が望むものではないと思います。でも、僕たちにとっては良い選択だったと思います。」

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▲寝室の収納はイケアのワードローブがぴったり入るように設計

 

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▲小物一つ一つのテイストも美しく統一されている

 


これからお住まいを検討される方へ

「途中の困難も含めて、自由設計、立地、価格といったコーポラティブハウスのコンセプトが僕らには合っていました。入居前はよく分からなかったコミュニティも、今ならそのよさが分かりますよ。この建物をみんなでつくる時間を共有したことで生まれた仲間意識みたいなものがあります。コミュニティって、いろんな接点や価値観とかが重なりあって、自然に形作られるんですね。子供どうしがすっかり仲よくなって遊んでいたり、当時の苦労話でお酒を飲めるような、ね。


最初にコーポラはコミュニティがウリです!って、言われても分からないかもしれませんが、結果的に僕たちにとっては、大きなメリットだと感じられるものでした。」

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▲笑顔でハイ、チーズ

 


PLAN

エリア:港区三田
間取り:2LDK
専有面積:68.54㎡
家族構成:ご夫婦+こども1人
入居:2012年6月

<コーディネイト>
株式会社コプラス
<全体設計>
株式会社プラネットワークス
<住戸設計>
有限会社ジェネラルデザイン一級建築事務所
<施工>
株式会社松尾工務店

 

B-unit(藤田邸)

このお宅のコプラス コ―ディネイタ―

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柴原 究



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