お宅訪問Feelings Realized

森を映し込む住まい


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ご長男が生まれたばかりのKさん夫妻は30代前半。1年かけて理想の住まいを探し、羽根木の森を生かして建てるコーポラティブハウスに決めました。


立地と羽根木の森、
自由設計が大きな魅力

 

Kさん夫妻は以前、江東区のマンションに住んでいましたが、部屋が手狭だったこと、またお子さんが生まれたときのことも考え、奥様の実家に近い世田谷区か杉並区で新しい住まいを探すことにしました。
インテリアコーディネーターを職業にする奥様は、学生時代に見聞きしたコーポラティブハウスに興味を持っていたとか。コプラスのウェブサイトで荻窪コーポラティブハウス(OGGI)を知り、ご主人と説明を聞きに行ったりもしました。

その後1年間ほど、中古マンションなど他の選択肢も検討していたそうです。
そんな折、ちょうどコプラスの世田谷・羽根木の森コーポラティブハウスが参加者を募集しているのを発見します。

「場所もいいし、元々ここに生えていた木を生かして建てるというコンセプトもいいと思いました」と奥様。
この羽根木の森レジデンスが建つ街区に建つのは賃貸物件ばかりで、たまたま今回の一角だけを地主の方が売りに出したのだそうです。
ほかにはない環境のこの場所と、自由設計に大きな魅力を感じ、夫妻は参加を決めました。

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▲樹齢百年クラスの木々をできるだけ残して建てられたため、テラスに出るとまるで別荘地にいるかのよう。

 


一番のこだわりは鏡面仕上げの
アイランドキッチン

Kさん夫妻が選んだのは、約80㎡のフラットな住戸。「寝る以外のことを全部リビングでしたかった」との希望通り、大きなリビングダイニングキッチンには、将来お子さんが勉強できるカウンターも備えています。
「この広さの一般のマンションを幾つも見ましたが、当たり前過ぎる設計が嫌でした」(奥様)。

お二人が一番こだわったのは、キッチン。ご主人は料理が趣味のため、部屋全体や外の景色を見渡せるレイアウトと、二人で立てる広さが欲しかったそう。
結局フルオープンのアイランドキッチンを、トーヨーキッチンで選択。側面が鏡面仕上げのため、外の景色や床材が映り込み、部屋がより広く見える効果もあります。

コンロはガスではなくIH。掃除のしやすさと見た目を重視したのだとか。 キッチンにこだわって予算をかけた分、浴室や洗面化粧台などは標準仕様のものを選択、十分快適に過ごされているそうです。

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▲2人で立てる広さのアイランドキッチンからは、部屋にいる家族の様子や窓外の森が見渡せる。

 

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▲将来お子さんが勉強できるように、リビング入口の壁を利用して作ったカウンター。この裏側が玄関ホールになっている。

 

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▲ダークトーンで統一しシックで洗練された仕上がりの水回り。

 


間接照明や天然素材で
上質な雰囲気を演出

室内は間接照明やダウンライトが上手く使われ、全体に雰囲気のある大人の空間に仕上がっています。カラーもダーク系中心にまとめられ、落ち着いた印象です。

玄関ホールには天然石をボーダー貼りした壁が立てられ、玄関ドアを開けても直接部屋まで見えないように工夫されています。床は床暖房対応ウォールナットのフローリング貼り。冬も床暖房だけで十分暖かく、年中素足で過ごしているそうです。

インテリアのプロフェッショナルである奥様は、設計段階で様々な空間の写真を集めて、ご主人様に仕上がりのイメージを伝えていたのだとか。
「間取りや内装に関してはほとんど妻がやってくれましたし、出来上がった時はイメージ通りでした。設計士の方とのミーティングの時は、設計士さんと妻のプロ同士の会話についていけませんでしたが(笑)。全部任せて正解でした」(ご主人様)

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▲間接照明を使い、シックにコーディネートされた室内。

 


中古をフルリフォームするより
割安感と満足感が高い

気になる費用について尋ねたところ、「コプラスでは標準プランとその価格を明示していたので、最低限この値段を出せばこのプランで住めるんだ、というのがわかって安心感がありました」と奥様。
「羽根木の森に住めるという価値と照らし合わせると、割安だったんではないでしょうか。相場より高いか安いかが重要でしたが、妥当な金額でした」(ご主人様)。

Kさん夫妻は当初中古マンションをリフォームすることも検討していたそうですが、「この広さの中古マンションをフルリフォームするとなると、リフォーム費用が1500万円から2000万円程度かかるし、水回りなど制約が出る部分もあります。それを考えると、自由設計に重きを置くなら、結局はコーポラの方がベターな選択だと思います」(奥様)。

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▲(左)玄関正面は天然石のボーダー貼でアイキャッチとしながら、上部はガラスにすることで、
    光をとり込みつつ圧迫感を和らげる効果も。
 (右)寝室からも「羽根木の森」を楽しめる。


「17世帯全員知っているから
 何かあった時安心です」

「最初は、大手のディベロッパーから買うスタイルではないので、組合をつくって建物が出来上がるまでの1年半の間にコプラスがつぶれちゃったらどうしようとか(笑)、本当に1年半で出来上がるのかなとか、多少不安はありました。でも、説明会で誠実に対応してくれたので、だんだん『ちゃんとした会社だな』と信頼することができました」(奥様)。

17戸のうちには同世代の世帯が多く、保育園の情報など、いろいろ話が聞ける点もよかったとか。
「住んでいる方全員を知っているので、何かあった時の安心感があります。でも、そんなにベタベタした付き合いではないんですけどね。お父さん達の方が仲良くて2~3ヵ月に一度飲みに行っています(笑)」

春の暖かい時期には、各世帯集まって屋上バーベキューも行われていました。同じ歳くらいのお子さんもいて、まもなく1歳になるご長男もすぐにお友達ができそうです。季節ごとの表情を見せる森とともに成長していく家族。これからもますます楽しみも増えるであろう、羽根木の森の住まいです。

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PLAN

エリア:世田谷区羽根木
専有面積:80.04㎡
家族構成:ご夫婦+こども1人
入居:2013年1月
<コーディネイト>
株式会社コプラス
<全体設計>
株式会社コプラス
<住戸設計>
株式会社アルコデザインスタジオ
<施工>
株式会社佐藤秀

 

羽根木:203川名邸

このお宅のコプラス コ―ディネイタ―・全体設計者

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大見 卓央

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永久 正浩

 



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