お宅訪問Feelings Realized

一続きになった寝室からの眺めが最高

  • 設計のこと

Nさん夫妻の約90㎡の住まいは、キッチンからダイニング、リビング、寝室までが一体でつながる、大きなワンルーム空間になっています。

寝室にベッドを置く、という形ではなく、寝室の床をリビングから一段上げて、床に直接マットレスを置くというアイデアは、ちょうどこの住まいをプランニングしている時に訪れた瀬戸内の旅館にヒントを得たのだとか。

「ベッドを置くと部屋が狭くなりますよね。一段上げた床はベンチのようにも使えてちょうどいいですし、ここに腰かけると、リビング越しに窓から森と空が見えて景色が最高なんです。夜、部屋の明かりを消すと木々のシルエットが美しくて、また違った景色を楽しめます。」(ご主人様)

リビングダイニングの床暖房対応のフローリングは、古材っぽいテイストにこだわって探したアルベロプロのもの。バルコニーの床タイルも同じテイストのものをアドヴァンで探しました。

また、南側のメインバルコニーにはエアコンの室外機は一切置かず、室外機のコストはかかったけれどマルチ対応として西側のサービスバルコニーにまとめ置き。「室外機があると、外を見たりバルコニーに出た時に、雰囲気がよくないですよね。リビングや寝室からの眺めをベストなものにしようと、こだわりました。物干し金物も付けていません。」(奥様)

hanegi_051

▲リビングの奥左手が寝室スペース。床に段差を付けた分を、床下収納として利用。また、普段は収納されている大きな引戸でリビングと仕切ることも可能。

hanegi_055

▲寝室から見る羽根木の森の景色。寝起きにみえる光あふれる森が最高なんだとか。「友達からは『世田谷の軽井沢』と呼ばれています(笑)」と奥様。

hanegi_052・066

▲(左)バスルームは奥様の希望で窓のある設計に。洗面室との間はガラス壁として、一体感と明るさ、広さを感じる。
 (右)壁面に収納を豊富に設け、すっきりと仕上げた玄関。

 



トップに戻る