戸建てとマンションそれぞれの特徴とは?選び方やメリット・デメリットを解説

住まい

住宅の購入を検討しているけれど、「戸建て」と「マンション」のどちらが良いのか決められずに困っている方も多いのではないでしょうか。戸建てとマンションにどのような違いや特徴があるのかを把握することで、どちらが自分に向いているのかを判断しやすくなります。

本記事では戸建てとマンションの特徴を比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

広さやプライバシーを重視する人には戸建てがおすすめ

立地や資産価値を重視する人にはマンションがおすすめ

戸建ては屋根や外壁の修繕費に注意

マンションは月々の管理費や修繕積立金に注意


戸建てとマンションの選び方とは?

戸建てとマンションを選ぶ際には、「選び方」を理解することが重要です。

以下からは、戸建てとマンションの選び方を解説します。

 

戸建てとマンション両方の特徴を把握する

戸建てとマンションには、それぞれ金銭面や生活面で大きな違いがあります。

まずはそれらの違いを把握して、戸建てとマンションが住居におけるどのようなポジションにあるのかを知ることがポイントです。

戸建てとマンションが持つそれぞれの特徴を明確にできれば、ひとつずつ詳細を比較して魅力的な方を選びやすくなるでしょう。

 

戸建てとマンションのどちらが向いているかは自分次第

戸建てとマンションにはそれぞれ魅力があるため、一概にどちらが良いとは判断できません。

その人の求める住環境や設備、用意できる資金などの事情によって、戸建てとマンションのどちらが向いているのかは変わってきます。

そのため最終的には、後悔しないように自分自身の判断で戸建てとマンションを選ぶのが重要なポイントです。

 

戸建てとマンションの資産価値の違い

戸建てとマンションの違いのひとつに、資産価値があります。

それぞれの資産価値にどのような特徴があるのかを、以下から解説します。

戸建ての資産価値

戸建ては、建物の耐用年数が22年と短い設定になっているのが特徴です。(木造の場合)

一般的に築20年ほど経過すると、建物自体の価値はほとんどなくなってしまうでしょう。

そのため戸建ての購入時には、資産価値が比較的早くなくなることを考慮しなければなりません。

一方で、戸建ての場合には土地が必ず残るため、その分の価値は確保できる点がメリットです。

マンションの資産価値

マンションの場合、耐用年数が47年と長いのが特徴です。

資産価値は年数が経過するごとに徐々に減少しますが、その速度は東京オリンピックなど特別なトレンドがない限り、緩やかに進行します。

鉄筋コンクリート造のマンションは、国土交通省の調査によれば耐用年数が120年以上となっているため、管理が適切であれば資産価値が大幅に下落するケースは少ないです。

数値参考:https://www.mlit.go.jp/common/001014514.pdf

 

戸建てとマンションにかかる維持費の違い

戸建てとマンションには、購入後の維持費にも違いがあります。

維持費における各特徴について、以下で確認しておきましょう。

 

住宅にかかる基本的な維持費

住宅にかかる基本的な維持費の種類には、固定資産税、都市計画税、保険料、管理費、修繕積立金などがあります。これらの維持費を支払うことを考慮して、購入を決断する必要があるでしょう。

また、マンションで車を使う場合や戸建ての敷地内に駐車スペースがない場合には、駐車場代も維持費に含まれます。駅から遠い物件などはどうしても車が必要になるので、事前に駐車場代の有無はチェックしておきましょう。

 

戸建てに必要な維持費

戸建ての購入後に必要となる維持費には、固定資産税、都市計画税、保険料などがあります。

その他、購入時には水道加入負担金がかかり、所有中も町内会費の支払いが継続して必要です。

また、将来を見越して修繕費を積み立てておくことも重要となるため、計画的な貯蓄が求められます。

強制的な修繕費の徴収がないからこそ、自分で将来の住居を整備する資金を確保する必要があるでしょう。

 

マンションに必要な維持費

マンションの購入後に必要な維持費は、固定資産税、都市計画税、保険料、管理費、修繕積立金などが該当します。固定資産税や都市計画税は、一般的にマンションの方が高くなるため、その点は戸建てと比較した際のデメリットです。

マンションの方が固定資産税・都市計画税が高くなりがちな理由は、戸建てよりもマンションの方が寿命は長い(法定耐用年数が長い)ことが関係しています。戸建ては22年で耐用年数が0になるのに対して、マンションは47年まで固定資産税がかかるため、どうしても負担は大きくなるのです。

また、戸建ての方が土地は広く、固定資産税路線価×1/6の適用によって軽減税率の恩恵を受けやすくなるので、結果的にマンションの方が固定資産税・都市計画税が高くなってしまいます。

 

戸建てとマンションそれぞれのメリット

戸建てとマンションの購入には、それぞれメリットがあります。どちらのメリットが自分にとって価値があるのかを、以下を参考にチェックしてください。

戸建てのメリット

戸建ては近隣の騒音に悩まされることが少なかったり、マンションよりも住宅が広いケースが多かったりする点がメリットです。物件によっては庭がついていることもあるため、ガーデニングなどを楽しめることも特徴となっています。

その他、許可を得なくてもペットを自由に飼えたり、リフォームを独自の判断で行えたりといった点も戸建ての魅力です。

マンションと比較して購入後の物件を自由にしやすいことが、戸建てを購入するメリットになるでしょう。

マンションのメリット

マンションは、駅や商業施設が近くにあることが多く、立地における利便性の高さがメリットになります。

買い物や通勤をしやすい環境が多いため、日々の生活を快適に過ごせるでしょう。

 

オートロックや監視カメラなど、セキュリティ面が充実している点もマンションの購入におけるメリットのひとつです。また、マンションの設備や敷地内のものに関しては、自分で手入れをする必要がないため、負担をかけずに綺麗な環境を維持できます。

 

戸建てとマンションそれぞれのデメリット

戸建てとマンションには、メリットだけでなくデメリットもあります。

以下を参考にして、購入前にデメリットを把握しておきましょう。

 

戸建てのデメリット

戸建ての購入後は修繕積立費の支払いは必要ありませんが、その分自己責任でメンテナンスしなければなりません。仮に外壁や屋根に損傷が出てしまうと、突然大きな出費が必要になることもあります。

生活に影響する損傷はすぐに直す必要があるため、選択肢が少ない点がデメリットです。

また、戸建ては大雨や台風など、自然災害に弱い点も考慮しなければなりません。災害時に備えて、事前に避難の準備や損傷をカバーする資金を確保しておく必要があるでしょう。

 

マンションのデメリット

マンションは近隣住民に迷惑がかからないように、騒音などに注意しなければならない点がデメリットです。その他、ペットが規約で飼えなかったり、室内のリフォームが自由にできなかったりといった点も悩みになり得るでしょう。

戸建てと比較してランニングコストも高く、ローンの返済も考慮すると出費が大きくなりやすい点が課題になります。あらかじめ月々の出費を計算して、収入に対して無理のない範囲で購入をするのがポイントです。

 

戸建てとマンションは住み心地も異なる?

戸建てとマンションは、一般的に住み心地も異なります。どちらが自分の性質に合っているのかを、以下から確認してみましょう。

 

戸建ての方が面積は広い

基本的にマンションよりも戸建ての方が面積は広いため、家族で住みやすいのが特徴です。家族で広々としたスペースを使いたいなら、戸建ての方が向いているでしょう。

 

戸建ては外部とつながっている場所も多く、風通しや日当たりが良い物件も多くなっています。

在宅勤務などが多く、自宅での気分転換が必要な場合には、戸建ての方が住み心地は良くなるでしょう。

 

戸建てはプライバシー重視の人でも住みやすい

戸建ては能動的に近所付き合いをしなければ、最低限の付き合いだけで済みます。そのためプライバシーを重視して生活したい人は、戸建ての方が住み心地は良くなるでしょう。

一方で、セキュリティ面や防災面の設備に関しては、マンションの方が充実しているケースが多いです。

安全を重視して暮らしたいのなら、マンションの方が住み心地は良くなる可能性があります。

 

マンションは共有施設が自由に利用できる

マンションの共用施設は、住民であれば自由に利用が可能です。

近年は宅配ボックス、24時間使えるゴミ捨て場、自動販売機、フィットネスジム、プールなど、さまざまな施設を備えたマンションが増えています。

こういった便利な設備を自分の好きなタイミングで使えるため、生活スタイル次第ではマンションの方が住み心地は良くなるでしょう。

 

戸建てとマンションだけでなく「コーポラティブハウス」も選択肢に入る

住居の購入を検討しているのなら、戸建てとマンションだけでなく、コーポラティブハウスもおすすめです。間取りなどを設計者と相談しながら自由に創り上げられるコーポラティブハウスは、戸建てやマンションにはない独特な魅力があります。

戸建てとマンションの特徴を比較した結果、どちらも納得して選べないというケースもあるでしょう。

比較しても決められなかった場合には、コーポラティブハウスという選択肢も合わせて検討してみてください。

コーポラティブハウスなら住み心地の良い部屋を自分で作れる

コーポラティブハウスは、担当の設計者と相談して、独自の間取りやデザインを作っていけるため、自分にとって住み心地の良い空間を実現できます。既存の戸建てやマンションにはない間取りやデザインも設計できるので、自分のライフスタイルに合わせたオリジナルの住環境を住まいにすることも可能です。

また、コーポラティブハウスはモデルハウスなどが不要なため広告費がかからず、結果的に購入価格が安くなる点も魅力となっています。

 

まとめ

戸建てとマンションには、それぞれに特徴と魅力があります。どちらが良いとは言い切れないため、まずはそれぞれの特徴を把握して比較することがポイントです。

戸建てとマンションだけでなく、コーポラティブハウスも比較対象に挙げることがおすすめです。

コプラスには10年間の実績とノウハウがあるため、魅力的なコーポラティブハウスを紹介できます。

コーポラティブハウスに関する最新情報の提供なども行っているため、この機会にぜひご利用をご検討ください。

 

執筆者:株式会社コプラス

渋谷区にあるまちづくりが得意な不動産コンサルティング会社。コーポラティブハウスの企画をメイン業務としながら、家づくりに関する知識をお届けするデジタルコラム・「CO+コラム」も運営しています。

◆コーポラティブハウス特設サイト https://cooperativehouse.jp/

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この記事を書いた人

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