コーポラティブハウスの間取りの決め方とは?基本的な特徴やメリットなどを解説

住まい

コーポラティブハウスとは、自分に合った間取りや仕様のマンションができる方法です。しかし、具体的にどのように間取りを決めるのか、通常の集合住宅とどう違うのか分からない人もいるでしょう。

こちらではコーポラティブハウスの特徴とメリット、間取りの決め方などを解説します。


コーポラティブハウスとは、自分に合った間取りや仕様のマンションができる方法です。しかし、具体的にどのように間取りを決めるのか、通常の集合住宅とどう違うのか分からない人もいるでしょう。
こちらではコーポラティブハウスの特徴とメリット、間取りの決め方などを解説します。

コーポラティブハウスとは?

コーポラティブハウスとは、日本でも活用されている住宅の設計方法です。
複数の入居希望者を募って組合を結成し、共同で建築に携わっていくスタイルとなっています。
一戸建ての注文住宅や分譲マンションを購入する方法とは多くの違いがあり、多くの特徴・メリットがあります。より自由かつ自分らしい間取りを実現した住居を手にしたい場合には、コーポラティブハウスという選択肢が考えられるでしょう。まずは以下から、コーポラティブハウスの特徴を解説します。

住戸プランを入居者が自由に設計できる

コーポラティブハウスは、入居者が自身のライフスタイルに合った間取りを持つ住宅を設計できるシステムです。欧米では比較的一般的な住宅スタイルで、日本でも1960年に最初の住宅が建てられているため半世紀以上の歴史があります。
一緒に暮らす家族の人数を考慮して個人のプライベート空間を作ったり、テレワークがしやすい仕事用の部屋を用意したりと、さまざまな間取りの作り方が考えられるでしょう。

コーポラティブハウスでは入居予定者が事業主になる

コーポラティブハウスでは入居予定者が事業主となり、直接土地を購入したり設計・工事の契約などを行ったりします。入居予定者によって自由な選択が可能な点が特徴ですが、エントランス設備などの共用部分に関しては、全体設計士の提案ベースで決定されるのが一般的です。
また、コーディネイト会社によって、どの範囲まで参加者の意見を反映させるかは異なります。例えばコプラスの場合、事業をスムーズに進めていくためにあくまでも入居者の自由設計が可能なのは「専有部のみ」です。

コーポラティブハウス

コーポラティブハウスの自由設計例

コーポラティブハウスは分譲住宅などと何が違うのか

コーポラティブハウスは、分譲住宅などとは多くの違いを持つ住居スタイルです。
以下からは、一般的な分譲住宅とコーポラティブハウスの違いについて解説します。

予算を軸に自由な住宅な設計できる

コーポラティブハウスは自分たちで住居の間取りなどを設計できるため、予算に合わせた工事がしやすいです。自由な住宅設計を行いつつ予算オーバーを防げることから、予定外の大きな出費に悩まされるケースが減ります。
また、コーポラティブハウスでは設計士がマンツーマンで担当してくれるため、自分達の希望を伝えやすいのも特徴です。直接設計士や施工者と接触しつつ工事を進められるため、方向性のズレなどを修正しやすいでしょう。

分譲マンションとは決まった条件で物件を買うこと

そもそも分譲住宅(分譲マンション)とは、既に決められた価格や条件で物件を購入することを意味します。さまざまな物件を選択できる一方、あくまで既存の商品のなかから選ぶしかないため、自由に間取りなどの設計はできません。
さらにモデルルームの設置などによる大々的な広告宣伝費や販売促進費がかかるため、その分のコストが物件価格に上乗せされるのが一般的です。一方で、コーポラティブハウスにはモデルハウスの設置などは必要なく、直接土地を購入して設計をするシステム上、中間経費も抑えられます。

コーポラティブハウスにおける間取りの決め方

コーポラティブハウスで間取りを決める際には、いくつかのコツがあります。
以下を参考に、設計時に間取りを決める方法をチェックしてみてください。

間取りを具体的にイメージする

コーポラティブハウスの間取りを決めるには、まず自分が理想とする内容を具体的にイメージします。
複数のアイデアを考えてピックアップし、具体的に自分がどのような間取りを必要としているのか確かめることもポイントです。
上手く間取りをイメージできない場合には、ショールームを見学したり、家族で意見を出し合ったりして、設計士と話し合うのがおすすめです。

既にあるコーポラティブハウスの間取りを参考にする

間取りを決める際には、既にある実際のコーポラティブハウスの間取りを参考にするのもポイントです。
さまざまなアイデアを実際に目にすることで、具体的なイメージを想像しやすくなるでしょう。
また、実際にコーポラティブハウスに参加した人の話を聞いてみるのもおすすめです。コプラスでは、コーポラティブハウスの見学会も実施しているため、実際に住居を見学することも検討してみてください。

コーポラティブハウスのメリット

コーポラティブハウスによる住宅設計には、以下のような多くのメリットがあります。

コーポラティブハウスのメリット① 自由に住まいを設計できる

コーポラティブハウスは、注文住宅に近い自由度で住居を設計できる点がひとつのメリットです。一般的な設計では採用されないような個性的なデザインを実現すれば、世界で唯一の住居を手にできます。
自分の生活スタイルに合わせたバランスで各部屋の大きさや配置を決められるため、無駄がなく効率的な住まいが作れます。

コーポラティブハウスのメリット② 分譲よりも低予算

コーポラティブハウスは、分譲マンションなどと比較して低予算で設計できます。最初から、すべての建物に買い手がいるため広告宣伝費がかからず、デベロッパーが入らないため余計な間接経費もかかりません。
分譲マンションには小さく、一方で戸建にも割りにくい土地の形状・規模がコーポラティハウスにはちょうど良いため、土地代が抑えられる点もメリットです。

コーポラティブハウスのメリット③ 住民間のコミュニティを築きやすい

コーポラティブハウスは、ほかの居住希望者と徐々に知り合いながら関係を築くことができます。
いきなり近所の住人として接することにはならないため、ある程度、住民間の人となりを知った上で生活をはじめることが可能です。
顔見知りになってから生活をはじめられるため、自然と連帯感が生まれる点もメリットになるでしょう。

コーポラティブハウスのデメリット

コーポラティブハウスには多くのメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットもあります。

コーポラティブハウスのデメリット① 入居希望者を集める必要がある

コーポラティブハウスの計画をスタートさせるには、入居希望者を集めなければなりません。入居希望者が集まらない限り計画を進められない点は、デメリットに数えられるでしょう。
入居者がある程度集まれば、コーディネイト会社が代理で参加してスタートできる場合もあります。代理参加後は引き続き入居者を集めつつ、後に権利を譲渡するか、最終的には分譲マンションとして販売します。

コーポラティブハウスのデメリット② 売却がしづらい場合がある

コーポラティブハウスで個性的な間取りを設計した場合、売却がしづらくなるケースがあります。
とはいえ個性的な間取りが売りづらい点は注文住宅でも同じなため、コーポラティブハウスならではのデメリットとはならないでしょう。
また、住みやすさを重視した間取りであれば、その後の売却に困ることは少ないです。

コーポラティブハウスのデメリット③ 完成まで時間がかかる

コーポラティブハウスは設計からスタートするため、完成には時間がかかります。事前に設計が完了している分譲マンションとは異なり、入居までに長期のスケジュールを想定する必要があるでしょう。
また、設計士・コーディネイターとの事前段取りはあるものの、何度か居住者間の会合も行われます。
そのため「あまり周囲と関係を持ちたくない」という人には、コーポラティブハウスは不向きだと言えるでしょう。

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コーポラティブハウスの入居スケジュール

コーポラティブハウスの入居スケジュールは、基本的に以下の流れで進められます。

1.コーポラティブハウスのプロジェクトに参加
2.組合の設立
3.土地の購入
4.各住居の間取りなどのプランニング
5.計画に合わせた施工
6.入居

以上のスケジュールを、だいたい2年弱程度の時間をかけて実現することが多いです。
上記の流れを基本としつつ、具体的な方法や仲介はコーディネイト会社がサポートします。
住居をプランニングする際には、建物を支える構造駆体と間取りや内装の設計を分離した建築手法である「スケルトンインフィル」を採用することで、自由な間取りを実現可能です。

まとめ

自分らしい暮らしを実現する間取りを設計できるコーポラティブハウスは、今後も注目されるでしょう。
コーポラティブハウスに興味があるのなら、10年の実績とノウハウを持つ「株式会社コプラス」への相談がおすすめです。会員制度「CLUB COPLUS」への登録で、見学会やセミナー参加などの情報を手に入れられるため、コーポラティブハウスに住むための具体的な準備を進められます。
人気の城南・城西エリアでも事業企画を立ち上げているため、この機会にコプラスの情報をチェックしてみてください。


執筆者:株式会社コプラス
渋谷区にあるまちづくりが得意な不動産コンサルティング会社。コーポラティブハウスの企画をメイン業務としながら、家づくりに関する知識をお届けするデジタルコラム・「CO+コラム」も運営しています。
◆コーポラティブハウス特設サイト https://cooperativehouse.jp/
◆お宅訪問インタビュー動画: https://cooperativehouse.jp/casestudy/
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この記事を書いた人

株式会社コプラス

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