テレワークに最適な部屋とは?おすすめのレイアウトや部屋探しのコツを紹介
自宅でテレワーク業務をしているけれど、効率良く仕事ができていないと感じている人もいるでしょう。特に、リビングなどのプライベート空間でそのまま仕事をしている場合、集中できずに効率が低下することはよくあります。
本記事では、テレワークに最適なレイアウトを作るコツと、引っ越しの際にテレワークに向いている部屋を探すポイントを解説します。
もくじ
テレワーク環境に悩む人は多い
あらゆる職種がテレワークによる在宅勤務を推奨していますが、テレワークの環境に悩んでいる人が多いことがデータで分かっています。以下では、データを基に、テレワーク環境の調査について解説します。
約半数がリビングルームでテレワークをしている
株式会社LASSICの調査によると、約半数の49.58%がリビングでテレワークをしていると回答しています。
自宅に個室がない場合では、多くの人がリビング空間を仕事場として利用しているのです。
リビングには家族や同居人がいるケースが多いため、基本的に集中しづらい環境になり、非効率的な業務となる可能性が高いでしょう。
個室の書斎を持っているのはわずか27%
同調査によると、テレワークができる個室の書斎を持っているのは、わずか27.39%です。個室は集中しやすい環境ですが、実際に自宅でテレワーク専用の部屋を作れる人は少ないことが分かります。
急遽会社がテレワークをはじめた場合などは、個室を用意できずにやむなくリビングなどのプライベート空間を利用せざるを得ないケースもあるでしょう。
ダイニングルームや寝室でテレワークをする例も多い
引き続き同調査を参考にすると、ダイニングルームが16.71%、寝室が16.34%と個室に次いでテレワークに使われている結果になっています。ダイニングルームも家族が利用する場所であるため、基本的にテレワークに不向きな環境になるでしょう。
寝室は仕事のON/OFFの切り替えが難しくなるため、ダラダラとテレワークをしてしまって生産性を低下させるリスクがあります。
テレワークに最適なレイアウトを作るコツ
自宅におけるテレワークの効率を高めるためには、仕事に最適なレイアウトを作るのがポイントです。
以下からは、テレワークに最適なレイアウトを作るコツを解説します。
壁や窓を後ろにしてデスクを設置する
テレワークをする際には、仕事机を壁や窓を後ろにした状態で設置するのがポイントです。
すると部屋全体を見渡せる形になるため、開放感のある状態で仕事ができます。
テレワークに欠かせないWebカメラを使ったミーティングの際にも、部屋の様子を見られることがなくなる点がメリットです。ただし、テレビなど気が散るものが目の前にあると、仕事に支障が出る可能性があるため、事前に移動させておきましょう。
作業スペースはなるべく広めに取る
テレワークに使う仕事の作業スペースは、なるべく広めにキープするのがポイントです。例えば、デスクを2枚つなげたり、L字デスクを使って正面と左右を上手く活用したりといった方法が考えられます。
パソコン、モニター、マウス、キーボード、仕事の資料などを多数置いても、余裕のあるスペースを確保できる環境が理想です。
資料などを保管するエリアも確保する
テレワーク中は会社のデータベースにアクセスして、直接資料などを引き出すことが基本になります。しかし、それでも紙に記載されたデータが必要になるケースはあるため、使わない資料がデスクを占領しないように、別途保管するエリアを確保するのがポイントです。
資料の保管エリアはすぐに手を伸ばせる位置に設置して、素早く仕事に活用できる環境を構築するのも重要となります。
テレワークでは椅子を引けるスペースも必要
テレワークは座りっぱなしのまま1日を過ごすこともあるため、運動不足になりやすいのが問題視されています。そのため、ふとしたときに椅子から簡単に立ち上がれるスペースを確保して、肉体の疲労を軽減できるようにするのがポイントです。
一般的に約65~80㎝ほどのスペースがあると、余裕を持って椅子を引いて座ることができます。
デスクや椅子の質にこだわる
自宅でテレワークを行う際には、デスクや椅子の質にこだわるのもポイントです。自分の体格に合っているデスクや椅子を用意したり、目線の高さに合ったモニターを新調したりすることで、テレワークが快適になります。
その他、ゲーミングチェアやスタンディングデスクなど、テレワークに役立つ特化したアイテムを導入することも検討されるでしょう。
個室がなくてもテレワーク向きの部屋は作れる?
自宅に個室がなくても、テレワーク向きの部屋を作ることは可能です。以下からは、テレワーク向きの部屋を作る方法を解説します。
折り畳み式・収納一体型のデスクを使う
折り畳み式や収納一体型のデスクがあれば、個室がなくても限定的なスペースだけでテレワーク環境が整えられます。これらのアイテムを導入することで、リビングの一角を仕事場として使えるようになるため、集中してテレワークができるようになるでしょう。
個室のない自宅の場合には、部屋に合ったデスクを用意することを検討してみてください。
パーテーションでデスク周りを囲う
壁を背面にデスクを設置する場合、パーテーションを3面配置することで簡易的な個室を作れます。
同居人の視線を気にせずに仕事ができるため、テレワークの効率化に期待できるでしょう。
ある程度のスペースがあるなら、「プライバシーテント」を使って専用の環境を作るのもおすすめです。
プライバシーテントを使えば、周囲からの視線を完全に遮ってテレワークが行えます。
押入れやクローゼットを活用する
押入れやクローゼットを、テレワークスペースにする方法もあります。
棚をそのままデスクのように使えれば、新たにテレワーク用の家具を買わなくても仕事に活用できるでしょう。
既存のスペースを有効活用する形になるため、テレワーク環境を構築するコストの削減につながるほか、手軽に改装を行える点もメリットです。自宅の収納スペース次第では、半日~1日ほどでテレワーク用の環境を構築できる場合もあります。
テレワーク向きの部屋を探す際のポイント
会社のテレワークが長期化する場合、テレワーク向きの部屋を探すのもひとつの方法です。
以下からは、テレワーク向きの部屋を探す際にチェックすべきポイントを紹介します。
ネット環境が整っている
テレワークにはネット環境が必須となるため、快適なネット回線(光回線)を引ける物件なのか、スマホの通信がスムーズに行えるかは要チェックです。ネット環境周りが不安定な場合、Web会議の際に遅延などのトラブルを引き起こす可能性があります。
テレワーク業務に支障が出ないように、ネット環境には十分な注意を払いましょう。
日当たりや眺望が良い部屋がおすすめ
テレワークでは部屋にいる時間が長くなるため、心理的な影響を考慮して日当たりの良い部屋を選ぶのがおすすめです。眺望の良い部屋であれば、自宅でちょっとした気分転換ができるため、テレワーク中のストレス軽減につながります。
また、在宅時の騒音問題を考慮して、角部屋を選ぶなどの工夫も考えられるでしょう。
天井が低い部屋は集中しやすい
天井が低めの部屋は、「カテドラル効果」と呼ばれる心理的な影響によって集中力が持続しやすくなります。そのためテレワーク向きの部屋を探す際には、天井が低めの物件を選ぶのもポイントです。
一般的にロフトのある物件などは天井が高くなるため、特に理由がないのなら、テレワーク向けの部屋を探す場合には避けると良いでしょう。
出社の機会がほとんどないなら駅から遠い物件も検討できる
仕事がテレワークメインになっている場合、通勤の必要がないため駅から遠い物件でも不便を感じづらいのがメリットです。駅から遠い物件の方が安くて良い部屋が多いため、今と同じコストでより充実した住居に住める可能性があるでしょう。
コストを抑えたい場合や、コストを変えずに自宅のグレードをアップさせたい場合には、駅までの距離を参考にしてみると良いでしょう。
テレワーク向きの部屋を探すのなら「コーポラティブハウス」という選択も
テレワーク向きの部屋を探す場合には、コーポラティブハウスも選択肢に挙がります。コーポラティブハウスとは、独自の発想で間取りを1から作れる建築スタイルのことです。
テレワークが普及している昨今、間取りにこだわる人が増えているため、コーポラティブハウスの注目度も高まっています。これからテレワーク向けの物件に引っ越しを考えているのなら、一般的な住宅だけでなくコーポラティブハウスも視野に入れて部屋探しをするのもおすすめです。
コーポラティブハウスならテレワーク向きの間取りを自分で決められる
コーポラティブハウスは、部屋の間取りを設計者と相談しながら作れることも特徴です。自由な発想でテレワーク向きのレイアウトを構築できるため、自分の理想とする仕事環境を実現できます。
遮音性にこだわった環境なども提案できるので、集中してテレワークに臨める部屋作りが行えるでしょう。テレワークに必要と思われる環境や設備を事前にピックアップし、それに合わせて間取りを設計することもコーポラティブハウスなら可能です。
まとめ
テレワークを快適に行うためには、住居環境の見直しが必要です。効率的かつスムーズに業務が行える環境を構築するためのポイントを確認し、自宅をテレワーク仕様に変えてみてはいかがでしょうか。
本格的にテレワーク用の住宅を構築するのなら、コーポラティブハウスがおすすめです。コプラスには、過去10年間で積み上げたノウハウや、人気の城南・城西エリアで事業企画を立ち上げている実績があります。
さまざまな条件に適したコーポラティブハウスのご紹介もできるので、ぜひこの機会にお気軽にお問合せください。
執筆者:株式会社コプラス
渋谷区にあるまちづくりが得意な不動産コンサルティング会社。コーポラティブハウスの企画をメイン業務としながら、家づくりに関する知識をお届けするデジタルコラム・「CO+コラム」も運営しています。
◆コーポラティブハウス特設サイト https://cooperativehouse.jp/
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この記事を書いた人
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